【読書記録】自分の意見で生きていこう


ちきりんさんの考え方が好きで、今までも本を何度か読んだことがある。

今回は久々のちきりんさんの本は
『自分の意見で生きていこう』という本。


読んで思ったことは、
『あー最近自分の頭で考えた出した意見って少なかったな』ということ。
自分の意見を持つということは、生きにくい世の中で生きやすくするコツなのかもしれません。

意見とは、正解のない問題への「自分だけの答え」

ちきりんさんは著書で「あらゆる問題は二つに分けることができる。正解のある問題と正解のない問題である。」と述べている。

正解のある問題とは、
「2+2」はいくつか
関ヶ原の戦いは誰と誰の戦いか
ということ。
正解と誤りがあり、調べればわかること。

対して正解のない問題とは、
転職すべきか
上京すべきか
結婚するべきか
離婚するべきか
などの個人的な選択にはどれも正解がない。
正解がないと言うことは、誤りもないと言うこと。

こうした正解のない問題には「意見」が存在します。
意見には正解、不正解がないのだから、(正解があると言うことはそれは正解のある問題ということ)
意見は他人と異なって当たり前。

その道を選んだ理由についてはしっかりと考え尽くす。
そうすれば、誰に反対されようと、もしくは、そういう道を選んだ人が極めて少なくても、「自分は絶対にこういう人生が送りたかったんだ!」と断言できます。
そんなふうに思える人生を選べたら、本当に幸せですよね。
(p153)

これを読んで、あ〜私は人生の選択をする時、他者の意見ばかり鵜呑みにして自分の頭で考えてなかったなと痛感...

例えば、最近ですと
初めて加入する自動車保険について。

どこの会社がいいのか。
どんな付帯保障をつけるのか。

ネットのおすすめばかりみたり、夫の同僚の加入会社を聞いてみたり。YouTubeで調べてみたり。

『情報収集』が悪いわけではない。
ただ、私は調べた情報の量(A保険会社に加入した方が多いとか、みんな車両保険入ってるな)だけで判断をしていた。

自分達の優先事項を絞らず、各保険会社を比較検討できていなかったと痛感。
(相見積もりはしたが、正直どこも同じだと思っていた)

確かに他人の情報を参考にするだけの判断は0思考で楽なのだけど、いざ事故が起きたりした時に自分が思っていたサービスや補償を受けられなかったら、他者のせいにしてしまうのではないか。

今回は車の保険だが、例えば子供の教育について、自分の働き方についてなどなど
これからも正解のない問題について自分の意見は出さず他人決めてもらう人生でいいのかと考えてしまった。

常日頃から自分の意見を持つようにトレーニングしたい

そうは言っても、すぐできるようになるものでもない。

ちきりんさんは、意見を言えるようになる実践トレーニングを紹介してくれている。

普段、「美味しい」や「面白い」と思うことはあっても、どうして美味しいのか、なぜ面白いかなど言語化してまで考えてはいないと思った。
理由を深掘りしていくのも、自分の意見を持つトレーニングになりそうである。
あと、普段テレビでニュースを見ていると、何も問題提起が解決されていないワイドショーなどを見かけるが、ただ見ているだけじゃなく、自分だったらどっちの意見だろうと考える訓練をしてみるのも面白いと思った。

テンプレートじゃなくてオリジナルの人生のが楽しそう

よくネットでテンプレートのような人生の正解を求めてしまい真似してしまうのだが、これからは自分だけの意見を持って選択していきたいと思った。
せっかくの一度きりの人生なんだから、自分だけの自分らしい楽しい人生を送りたいな〜

楽しく生きるためにも、自分の意見を持つ、自分の頭で考えるということは忘れないようにしたいです。

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