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【エッセイ】音楽は肌で聴く

先日、初めてLUNA SEAのライブに行った。音楽ライブに行くのはコロナ禍になってから初めてだ。久しぶりのライブは沁みた。
CDを借りて予習もしていたが、会場で聴くのは全然違った。終わってからも、思い出しては(よかったな……)と何度も浸っている。

ライブで改めて思ったのは、音楽は聴覚だけじゃないことだ。
私は肌で聴くことこそがライブの醍醐味だと思う。ライブやコンサートの会場で生演奏の音楽を聴くと、音楽が皮膚から体の内側に浸透していくのを感じる。何度も聴いた曲でも、いやむしろ何度も聴いた曲ほど、心の奥底からゾクゾクして鳥肌が立つのは、その音楽が体の一部になっているからではないか。

ライブでは
聴いて楽しめ(聴覚)、
見て楽しめて(視覚)、
肌で音を感じ(触覚)、
あとは会場のにおい(嗅覚)もある、だろうか。

私の場合は味覚には訴えない。共感覚の持ち主ならば何か感じるのだろうか。
終わってからはCoCo壱でカレーを食べた。ライブ後に食べるものを固定しておけば、音楽は結びつかなくとも、思い出に結びつく味にはなるかもしれない。





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