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2024年6/2「第2回 あかね噺の会」

行きました。
第1回は外れたのでめちゃ嬉しい、ありがとうございます……! 第2回は当選者150名に対して約1800通と、倍率12倍だったそうです。


記事の前半では待機列や会場の空気について、
後半は演目の感想を書きます。
第3回開催時の参考になれば幸いです。






当日はあいにくの雨、というか土砂降り。家を出て30秒でスニーカーが水浸しになるレベルでした。

会場のある内幸町ホールはJR新橋駅より徒歩5分。どの駅からでも屋根のない場所を歩いていきます。雨の日は傘必須です。


開場時間の30分前に到着。
地下一階に空間があり、入り口前に待機列が形成されていました。おおよそ25番目ぐらい。雨に濡れずに待てるのはありがたいです。

開場15分前にスタッフからの指示があり、横2列で待機列が整理されていく。この指示があるまでは自発的に列を作っていたようです。

あと、この会に限った話ではありませんが、近頃はマスクをしていない人の方が過半数になってきた印象です。電車でも。
(私自身は人混みに行く場合、必ずマスクをしています。二度と罹りたくないので……)


来場者の年齢層は高め。中高生までの子供は全く見かけず、20~40代ぐらい? の方が多めでした。
そもそも未成年からの応募自体が少ないのかもしれませんね。終演時間の関係もありますし。
男女比の偏りはさほど大きくなく、3:2ぐらいの印象でした。


受付では当選はがきを提示し、済スタンプを押印してもらいます。はがきは持って帰れる……!!


会場内に入ると本日ご出演の3名の方が落語会のチラシを配布なさっていました。

そしてその奥に……


ポスターの大きなパネル!!

終演後に林家けい木さんがこの前で撮影なさった写真をツイートされていました。皆さん私服だと印象が違いますね。



会場内は自由席。前の方から早く埋まっていきました。
第1回では紙切りなどの演芸も催されたそうなので、お題を出したい場合は前の方が有利そうです。


時間通りに開演し、仲入りを挟んで終演は21:15頃。満足した気持ちで岐路に着きました。
会場出てすぐの場所にホテルがあるので、いっそ泊まっていきたかった……(そんな金はない)
遠方から来る場合はここのホテルだと楽そうですね。




以下は演目の感想です。

演者の皆さんがあかね噺について言及してくださる度に、なんとも嬉しい気持ちになりました。
演者名は敬称略で失礼いたします。


「前説」
こうした落語の席、スマホの鳴動についてどうしても言及されますね。
この会では最後まで誰の携帯も鳴りませんでしたが、万一鳴らすと、演者からも他の来場者からもヒンシュクものですからね。(以前、寄席で鳴らしっぱなしにする人に遭遇しました……うるさかったし、一席終わったタイミングでスタッフからも注意されてた)
それを楽しく解説されるのは流石です。(名前を書いていないのは記載がなくメモも取っていないからです……)


林家けい木「つる」
真打昇進決定おめでとうございます!
阿良川は立川流がモデル、と"公式側から"明言されたことにちょっと驚きました。

けい木さんはあかね噺の裏側のことなども語ってくださいました。応募倍率の話もけい木さんから。
落語家の中では、けい木さんだけが作中に出てこない演目でした。
【7/11追記:あかね噺の最新12巻読み直してて気がついたけど、31Pに出てきてました!! そうかこれか〜〜!!】


古今亭始「粗忽者の釘」
けい木さんから「ぐりこに似てる」と言われたそうです。会場の空気が「ああ……」って納得感あふれていたの笑いました。(ただけい木さんが原作者に「モデルですか?」と尋ねたら「誰?」と返されたとか……)

それに合わせてか、作中でぐりこが演じた演目。


一龍斎貞鏡「講談:扇の的」
講談は話し方がカッコよくて聴いていて気持ちよいですね。貞鏡さんご自身についてのお話も面白かったです。
講談師の男女比は女性の方が多いのだそうで。女性に向いている理由が、なにかあるんでしょうか。

話に出てきた「沈魚落雁、閉月羞花」勉強になりました。実はちょうど漢検準一級の勉強してたんですけど、頻出四字熟語ですよ沈魚落雁!!
閉月羞花は初耳です。羞花は"花も恥じらう乙女"に変化していった言葉なのでしょうか。


桃月庵白酒「替り目」
ポスターの似顔絵について、「俺あんなに太ってるかな」で笑っちゃいました。
演目は作中のお話から。実際に聞いていて思いましたが、酔っ払いらしく、かつ聞き取りやすく話すのって難しそうですね。
ろれつが回っていない話し方、酔っ払い感は出ますけど、過剰だと聞き取りにくくなりますし。


~仲入り~


江戸屋猫八「動物物まね」
帰宅して真似してみた2割の人間です。全然できませんでした()
動物園にも行きたくなりました。足つったおっさんみたいなフクロテナガザルの鳴き声聞いてみたい。鳴き声をちゃんと聞いたことない動物、思い返すと案外多いですよね。


柳家喬太郎「擬宝珠」
キョンキョン〜〜!!

演目は喬太郎師匠がこの会に出演されると聞いた折、多くの人が期待した通り、といったところでしょうか。終わってからマクラにオチの伏線が仕込まれていることに気が付きました。

集英社以外の出版社が出す作品の話もされていて流石ですw
喬太郎師匠、実は生でお聞きするのは2回目なんですが、好きになってしまう魅力にあふれたお方でした。ぜひまたお伺いしたいです。

前の時は落語に慣れているような方が多い場所で聞きましたが、今回は来場者が「落語に慣れていない」前提で話されているのかなあ、となんとなく感じました。

話の流れで第5回は云々と話されていたので、第3回以降もいらしてくださることを期待していますね!!(私が当選するかは別問題ですが……当たってくれ)(積むか……功徳)



たくさん笑ってほんとに楽しいひと時でした。
有難う御座います……演者の皆さん、スタッフの皆さん、馬上先生、末永先生、作品を買い支えているファンの皆さん……。
私は落語ファンを名乗るにはまだ浅いですが、あかね噺を応援しながら少しずつ知っていきたいと思っています。


会の様子は撮影されていたので、第1回と同じくYouTubeに動画が上がることも期待しています。

この感想をのそのそ書いている間にYouTubeに動画がアップされました。やったね! ありがとうございます!
そして第3回以降も開催されますように……!
(できればもっと広い会場で……)


はがきは写真立てに入れて飾ってます

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