創作意欲はどこからくるの

いちおうインターネットラクガキマンである。絵を、描いたりしない人よりは描いてきた。その程度である。
ネットには出さず描いたりしていることもあるが(ただのラクガキマンという方が正しい)、圧倒的に物量が少ない。毎日のように作品を作ったり発表している人はすごいなぁと感心しきりである。

小学生の頃なんかは休み時間のたびに自由帳を開く子供だった。ノートの端っこにもラクガキしていたし、少なくとも今よりは描いていた。けれど、家に帰ればゲームしている時間のほうが長かったし、絵を描くのとゲームするのならゲームするほうが好きなのだろう。

そんな私が一番筆を動かすのは、何かにハマったときだ。妄想のアウトプットをしたくて仕方なくなったとき、絵でも文章でもなにがしかの形でアウトプットが捗る。だからアウトプット頻度は相当にムラッ気がある。私にとって創作は、萌えを発散する手段なのだ。

小さい頃は大人になったら漫画家になれたらいいな〜なんて漠然と考えていたが、手を動かす仕事に就くような人は手を動かさないと気が済まなくて、仕事にするしかないぐらいなのだろう。
手塚治虫氏は死の間際まで「仕事をさせてくれ」と希ったらしいし、藤本タツキ氏は「バイトしたくないからマンガで賞とった」とインタビューで答えている。
この人たちは極端なのかもしれないが、少なくとも私はそういう資質の持ち主でない。まかり間違って私がプロになった世界線があるとしたら、挫折してすぐ筆を折ってそうだ。パラレル同窓会の日は来るだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?