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【感想】光る君へ 第23回「雪の舞うころ」

最近他のことをしていて読書の時間をほぼ取らなくなっていたんですけど、久々に積読消化がてら読み始めたらめちゃめちゃ心が潤うのを感じております。
読書、大事ですね。以下、感想です。






・濡れ衣を着せた罪と、宋人の扱いは別物として裁ける為時、この人が越前守に任命されて本当に良かった……。


・詮子様と道長のコイバナ、見てるこっちが元気になっちまう……。

倫子様は既に気が付いているし、明子様は「自分に夢中にさせてみせる」と言ってのけたお人なので、問題ない気がする。……たぶん!

・たのもしい倫子様すき


・周明と一緒にいるまひろを見たときの宣孝の反応、4話で道長と散楽鑑賞するまひろを見たときのそれを思い出す。
でもあの時は「親戚の子供に変な男がつかないように」って追い払い方だったけど、今回は完全に「狙った女に他の男が寄らないように」という感じじゃあないか。

でもまひろ自身をみていると、道長以外に"異性としての興味"を持っていないように見えます。謎の男こと直秀と「どこかへ行っちゃおうかな」とは言っていたけど「直秀といたいから」じゃないし、周明と話していても興味があるのは周明自身というよりも「宋という国や言葉」だし。


・まひろは周明の過去を聞いても、そもそも「勉強する環境が整っている」こと自体が特権階級に許されたこと、とまでは考えていないのでしょうか。
その点はどんなに賢くとも、家が貧乏だった時代があっても、どこまでも「貴族のお嬢さん」なんだなあ、と。周明と話している時の反応を聴いているとそんな風に思えました。


・実際には宣孝が越前を訪れた記録はないようですが、「詣でと偽ってやってきた」から記録に残っていない理由付けをしている、と分析している方がいてなるほどなあ……と。

あの時代に遠い国まで遊びに行くのは難しそうですが、顔も見ずに文のやり取りだけ求婚に至ること、(知識として知っていても)現代人にはピンときませんし、ドラマとしての都合もあるのかなあ、と思ったり。


・化粧品より新刊(『玄怪録』)を喜ぶオタク(身に覚えしかない)

・口説き文句が全てかわされている~~

・そういえば、この時代にはもうウニって食べられていたんですね?

・なんでストレートな求婚で流れる音楽がそれなんだ

・次回予告のこのわくわく感なんですかこれは



〇年の差婚についてのもろもろ

ちょっと本編から離れたお話。


幼いころから知っている女性をめとろうと考えるのは、一体どういう考えでなんだろうな、と。

これはあくまでも現代の話ですけれど。芸能人の結婚報道で、二回り離れた相手と結婚……なんて話を聞くたびにも「正気かこいつら」と思います。勿論、本人や周囲の人たちが納得しているのなら祝福すべきこと、とも思っておりますが、あまりにも年の離れた相手を選べる事実に驚いてしまうというか。

大人になってから知り合った相手なら100万歩譲ってまだわかるとしても、親戚の子供みたいな相手を結婚相手に、というのは、不思議というか、「よくそうする気になったな」と思うわけです。


例えば自分の甥や姪が大人になった時、結婚したいか? と問われたら、
「向こうから言ってきても拒否するし、もっと年齢の近い、いい人を探せって諭す」
と答える人は多いんじゃあないかと思うけど。(現代で仮に重婚できたらするか? の前提で訊いてみたい)


平安時代にはそこまで珍しい年の差じゃなかったかもしれませんが、現代人としてはやっぱり倫理的なものとか生理的嫌悪感とか、そういう部分を考えてしまうんですよね。

当時の人たちからすると年齢差そのものへの嫌悪感? 違和感? は多くなかったようですけど、まひろの場合「子供時代を知ってるおじさん」みたいな相手なので、そこも考えちゃうとまた別なのかなぁ、なんて。
まぁどこまでいっても「現代人の感覚」ではあるんでしょうけどね……うーん。




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