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【エッセイ】世の中グレーゾーン

好きなもの、嫌いなものについて語るのは容易だが、世の中は好き嫌いだけでもない。ほとんど「どちらかといえば好き」「どちらかといえば嫌い」「さほど興味がない」など、グレーゾーンに分類される気がする。
その中でも食べ物なら「食べられるけど好きじゃない」とか、「生トマト嫌いだけどピザとかケチャップなら食べられる」とか、微妙な立ち位置にいるものもいっぱいある。

私の中で麺類は「食べられるし好き、でも積極的には食べない」そんな立ち位置にいると気がついた。中華屋に入ってラーメンを選んだり、出かける時に今日パスタにしよ〜! と提案されればイイじゃん〜ってなるけど、自分一人で外食するときに「麺類を食べよう」と思って外食する確率が意外と低い。蕎麦だけはよく食べるが、人から何が食べたいか問われた時は基本的にお米を所望する。魚でも肉でもなく米である。


そんな私が久方ぶりに食べたパスタ専門店に行った時の写真がアイキャッチ画像である。カボチャのスープパスタ。そのお店では普通(150g)、大盛り(200g)で、大盛り無料だった。
150gってどうなんだ? 普段パスタを食べないから量が読めない。でも残したくはないので普通にしたらあっという間に食べ終わったし、すぐお腹が空いた。なぜかものすごく損した気分になった。パスタは美味しかったし、なにも損はしていないのだが。
とりあえず次からパスタを食べるなら200gを選ぼうと思った。数少ないこの経験を無駄にはしない。


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