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🇷🇺ロシアってどんな国?を一瞬で説明する動画

今コロナの話題を押し除け、あらゆるメディアのヘッドラインをさらっているものといえばロシア・ウクライナだろう。
正直、日本人の多くは市井のロシア人の方々の本当の気質を知らないと思う。筆者は過去、サンクトペテルブルクとウラジオストクを訪問したことがあり、今ニュースになっているような迷走中の政府の方とは違う、一般のロシア人の皆さんの気質に触れる機会があった。

で、ロシアってどんな国?

ロシアで生活してる一般の人ってどんな感じなの?

こんな声に最適なロシアを一発で説明する動画
筆者が思わずロシアっぽすぎて爆笑してしまう動画がこちらです

そう、まじで面白い。
日常の1コマ1コマがネタの宝庫。
もうアホらしくて脱力する瞬間が多すぎて、最後に日本人はスペースキャットの顔して立ち尽くすしかない、そんなおもしろい人たちの集まり。

ロシアで理解に苦しむシーンに遭遇するときの筆者の脳内

それが筆者の知るロシアです。
1日も早く、あの頃のロシアにもう一度会える日を願っています。

🎤終わりのフリースタイルトーク🎤
実は筆者はウクライナ侵攻が起きたとき、まだヨーロッパにいた。大学の卒業式の1週間後だった。ロシア国内にもVKで繋がっている友人がいるし、学部の同級生にはウクライナ人の友達もいた。ロンドンでシェアしていたアパートのフラットメイトは避難民を最も多く受け入れることになるポーランド人で、住んでいたイギリスはアメリカ・欧州とともにNATOとして対露制裁に踏み切った。
それからもう2ヶ月、アメリカ・ヨーロッパは冷戦以来のロシア包囲網を作り、アフガン&シリアなど問題にならないくらいのスピードと寛大さでウクライナを支援している。正直、ヨーロッパには首を傾げたくなる偽善の側面もある。いくらEUのルールとはいえ、今最も多く難民を受け入れているポーランドに対し難民受け入れを賞賛しているその顔で、同時にキツイ経済制裁も現在進行形で課している点はスルッと理解するのが難しい。
また、欧州の難民や人道支援の素早さはシリアやアフガンとはえらい違いだ。ロシアに対してはヨーロッパの仮想敵として長年失礼な対応や挑発する行動をしてきた点も否めないと思う。特にソフトコンテンツではロシア人キャラクターの扱いが酷かったと思う。キングスマンやテネットでロシア人=悪役のステレオタイプを広げてきたし、映画・レッドスパローに至ってはプーチン氏そっくりなキャラクターをクライマックスで◯している。
こんなことばかりしていては、ロシアの国民感情はじわじわアンチヨーロッパになってしまっただろう。
まあ、ロシアもロシアでイギリスの他人の土地で自国の元スパイを白昼堂々暗殺するなんてことをやるから危険視されるし恨まれるのだが…。

とにかく侵攻以来、ウクライナ問題で熱狂する空気の中ロンドン在住のアジア人としてどう捉え周りとやっていくべきか複雑だった。
現在進行形の戦争なんて、情報が錯綜しすぎて全体像を捉えられない問題のカテゴリの代表例だ。何が良くて何がダメだったのか、言い訳を許さず関与したものの過去の行動を精査しこれが良かったあれは良くなかったとジャッジできるのはおそらく何年も後の未来にしか不可能だろう。
とにかく今のこの状況が少しでも早くおさまってほしい。

筆者はネットを通じて生活費を支援したウクライナの家族に直接会える日を、またウラジオとペテルブルグで仲良くなった同年代のロシアの友人たちに安全や人権を心配せずまた会える日を今日もこの画面の向こうで祈りながら待っている。

🪆せっかく読んでいただいた皆様むけに下記寄付ページを貼っておきます。


<ウクライナ人道危機とロシアの人権危機の支援先まとめ>

ウクライナでは今も、最前線で医療支援をされている医師の方々がいらっしゃいます。

英語ページですが、右上の『Donate Now』ボタンから寄付することができます。ウクライナとポーランドで難民の方々に無料の食事を提供している団体です。

🇺🇦キーウインディペンデント🇺🇦
https://kyivindependent.com/

ウクライナの現地記者を支援する。

プロの記者たちによるまだ新しいベンチャーで、最近では難民の国境越えや戦争の犠牲者に関する記事を掲載した。クラウドファンディングで資金調達しているこのメディアは、その運営費用をクラウドファンディングプラットフォーム「Patreon」での4,000人以上の支援者に頼っている。

WEIRD記事より

🪆ザ・モスクワタイムズ🪆

ロシア国内の情報を英語で発信していた老舗、ウクライナ侵攻後はオランダに拠点を移し今も国内に代わり現地の生活者の声を世界に届けている。
ページ右上・もしくはポップアップの『Contribute Now』から寄付が可能。


※いろいろ書きましたが筆者は国連憲章と国際法を無に返し、ウクライナの主権・国民の生きる権利まで脅かし、ロシア国民の未来を潰す彼の政府が取った行動はまったく支持しない。個人的にもこれまでにハリコフ在住のウクライナ家庭2組に対して計10万円以上生活支援をさせていただいていた(5月現在、2家族とも西部へ避難されたと連絡をいただいている)。
1日も早くいつもの何気ない日々が戦争に関係のないウクライナ・ロシアの一般の方々の手に再び戻ることを切に願います。

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