【GIGAスクール初めて日記】①パスワードの設定
はじめに
Chromebookは最初の画面でログインが表示され、パスワードの入力が必須です。我々大人は、当たり前のようにパスワードの入力、あるいはパスワード自体を暗記することができますが、児童たちはどうなのでしょう。児童はどんなことに困難を感じ、どんなことにつまづいてしまうのか。また、教師はどんな支援をして乗り越えていったのか。今回は、パスワードの設定について紹介していきます。(GIGAスクールはじめて日記:堀田龍也)
①アカウントの意味を理解させる
こどもたちにChromebookが配られる前に、Chromebookではクラウド上のアプリを動かすことやクラウドにデータを保存することなどを保存することを簡単に説明します。
Chromebookはインターネット上のデータへアクセルするための扉であり、その扉を開けるためには個人が設定した鍵(=パスワード)が必要であることを理解させます。
このような説明をしておくことで、個人のパスワードを他人に漏らしたり、なくしたりすることが減ります。
②複数の大人で支援する
これまでほとんどタイピング練習を行ってきていなかったため、多くの子供達がパスワードを打つことに苦労します。
ローマ字入力もローマ字表を見ながら打ち込む子がほとんどで、@や#などの特殊な記号があると混乱が生じます。そのため、クラス中の至るところから「先生、助けてください」といった声がたくさん上がります。
この日は、4人の教師が見て45分かかったので、初めての導入は複数の大人で支援していくことが望ましいでしょう。
③失敗を生かして
このタイピングの失敗を生かして、隣の学級ではキーボード入力の練習も宿題に出しました。家にChromebookがなくても、キーボードの画像をプリントすれば、これを使って練習ができるといいます。
自分が決めたパスワードの入力だけ練習させておけば、設定時間も短縮され、教師の負担も軽くります。
最後に
Chromebookはインターネット上のデータへアクセスするための扉というのは、わかりやすい表現だと感じました。また自分自身、Chromebookやクラウドというものについて理解しきれていなかったことに気づくことができ、今回改めて学ぶことがで、Chromebookとはなにか?クラウドとはなにか?を言語化できるようになり、実りのある読書となりました。