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人生の優先順位を明確にする 1分マインドフルネス(望月俊孝著)



①瞑想で部下との会話時間が減るが、関係は改善!?

 とある会社のトップが毎日10分間瞑想を実施。3か月後、部下との関係が大きく改善。しかし部下と接した時間が瞑想を始める前より21%も現象していたという記述には驚きました。
 人は雑談中、「今日の晩ごはん何にしようかな」「ドラマの続きが気になるなあ」などと、目の前の相手に100%集中できていないものです。
 瞑想とは呼吸や体の感じ方などの1つの物事に集中すること。つまり瞑想によって目の前にいる部下に集中できるようになったそうです。
 
パートナーとの関係を今まで以上に良いものにするために、これからも瞑想を続けていきたいと思いました。

②「思考を観察する瞑想」でストレスが減る

 思考を観察する瞑想とは、一定時間頭の中で無限に湧いてくる思考を観察する瞑想です。ただ観察するだけの瞑想です。
 実際、私は瞑想を半年ほど続けていますが、「例の資料そろそろつくりはじめなきゃ」「あ、そうだ。シャンプー切れてたから買ってこなきゃ」など、無限に思考が湧いてきます。本当に色々出てきます。
 それらの思考をただただ眺める。否定をしてはいけません。観察するだけです。

「思考は雲の流れ。形を変え、すぐに消えるもの」(著者:望月さん)

 やってみるとわかるのですが、人の思考とは身勝手で・突発的で・際限なく溢れてくるということを実感できます。
 これが実感できると日頃の生活でも、「今、自分は上司からミスを指摘されたことを気にしているんだな」「今、自分は今朝妻と喧嘩したことを考えていた」などのように、他の人の視点から自分の思考を観察できる様になります。
 思考を観察する瞑想は他者視点から物事を見る脳の部位を発達させることができ、一時の自分の感情に振り回されることがなくなるため、ストレスを感じにくくなるようです。

③瞑想を記録するだけで、自己認識能力UP

 瞑想で感じたことを記録するだけで、自己認識能力がUPするという記述に興味を引かれました。

瞑想記録の内容例
・瞑想前の目的は?瞑想後、どんな変化があったのか?
・呼吸に集中できた?抵抗を感じた時、それはどんな時だった?
・思考がさまよった時、体はどんな感覚だった?
・感情が湧いたときの、体はどんな感覚だった?
・瞑想体験を通して得た体験や感覚をなんでもメモする。

ToDo

1 これからも毎朝「思考を観察する瞑想」を5分行う。

 パートナーの話や存在にもっと集中し、今まで以上に良い関係を築けるように、これからも瞑想を続けていきます。

2 毎朝の瞑想で感じたことを日記に記録する。

 1周間程度書くと自分の感覚の変化を実感でき、自己認識能力を向上させ、無意識に反応することが減っていくそうです。

3 人前に出る場面の前でも1分間「思考を観察する瞑想」を行う。

 「うまくいくかな」「不安だな」「いいとこみせなきゃ」という思考が湧きがち。これらの思考は、雲のように浮かんでは消えるもの、という様子を反応せずに観察する。


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