「親切は脳に効く」親切にした回数を数えるだけで、自尊心が高まる!?
①親切にした回数を数える自尊心が高まる
本書に記載されていた実験がとても興味深かったです。
実験内容
(対象者)日本人女性119人
(内容)女性たちにただ自分の行動に注意し、毎日自分がした親切の内容と回数を記録させたという実験。被験者の女性たちは、ただ親切の回数を数えるだけでいい。
(結果)親切を数えるだけで、全員が幸せを感じられるようになった。そして約30%はとても幸せになったと感じられた。
この結果から、親切の回数を数えることで、想像より他の人の役にたっている自分に気づくことができる。つまり自分は役に立つ人間であると自覚できるため、自尊心が高まるといいます。
親切を数えるだけで自尊心が高まるのですから、こんなにラクなことはないですね!日記に親切の回数を記録してみます!
②慈悲の瞑想は脳の形を変える
慈悲の瞑想とは、下にある慈悲のフレーズを心・声のどちらかで唱えるだけの瞑想です。
慈悲の瞑想をするだけで、脳の左全頭皮質と島皮質が変化するそうです。ちなみに左全頭皮質は積極性と思いやり、島皮質は共感を司る部位です。
これらの脳の形が変化すると以下の効果が現れるようです。
気分が前向きになる。
人生に対する目的意識が高まる。
人間関係の質が向上する。
健康を感じやすくなる。
人生の満足度が上がる。
私自身慈悲の瞑想をやっているのですが、嫌いな人の幸せを願うのには最初は抵抗がありました。
ですが次第に嫌いな人に会っても、「この人にも悩みがあるんだろうな」「意外と悪い人じゃないかも」などと、嫌い以外の面を見るようになってきました。(「嫌いな人の幸せを本心から願える」という境地までは達してないです笑)
すると、不思議なことにその人と話をしても前よりも緊張しなくなったのです!慈悲の瞑想の効果はすごいです。ぜひ、みなさんもやってみてください。すぐには無理でも、人によっては1週間もすれば感じれるかもしれません。※個人差があります。
③親切は感じたストレスをなかったことにできる
(研究)イェール大学
(対象)成人77人
(内容)スマホの音声記録を利用し、1日を振り返るという作業を2週間続ける。
(結果)
親切の数が多い人ほど、マイナスの感情が少なく、ストレスも少なかった。小さな親切行動がたくさんあった場合、ストレスを感じるような出来事があっても、ストレスが幸福感や感情に影響を与えることがなかった。
この実験の結果にも驚きました。親切は心に余裕がある人がするもの、できるものだと思っていました。しかし、この結果によると親切をすることでストレスを感じにくくなり、幸福を感じやすくなるといいます。
つまり親切が心の余裕を生み出す!
ここからは私の推測ですが、親切によって心の余裕が生み出せれば、また他人に親切にできる。そしてまた心に余裕ができる。親切の黄金スパイラルに突入できるのです。
もう、親切をやらない以外の選択肢はないですね、、、、。
ToDo
①1日3回親切を行い、それを日記に記入する。
②慈悲の瞑想を、引き続き毎朝行う。
③1週間毎日1つ新しい親切を行う。(親切チャレンジ)
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