クレディセゾンに過払い金請求するリスクは?セゾンカード・UCカードの過払い金請求の対応や期間

2007年以前にセゾンカードまたは、UCカードをご利用なさっていた方は、過払い金が発生している可能性があります。

クレディセゾンの過払い金請求への対応は?


事務所によりますが、クレディセゾンの過払い金請求に対する対応は寛容なものといえるでしょう。

和解までの時間によりますが、2~3カ月で過払い金が返還されます。

クレディセゾンは大手クレジットカード会社であるため、対応・スピードともに良心的で過払い金を取り戻しやすい会社として知られています。

早期解決の代わりに過払い金の減額を提案してくる貸金業者も多い中、クレディセゾンはスピードを重視しても過払い金の70~90%は回収できることが多いです。半年ほどで過払い利息を含めた満額回収も可能なので、過払い金があれば積極的に請求しましょう。

クレディセゾンで過払い金が発生している可能性がある人は?


クレディセゾンは、クレジットカードの「セゾンカード」を発行する信販会社です。2006年にUCカードと合併したため、これら2つのカードを利用していた人はクレディセゾンに過払い金を請求できる可能性があります。

セゾンカードは2007年まで、UCカードは2007年まで、利息制限法の上限を超える金利を設定していました。具体的には、セゾンカードは25.0%、UCカードは27.8%の金利です。

過払い金は、利息制限法の上限を超えた金利で借金をしたときに発生します。セゾンカードは2007年まで、UCカードは2007年までに借り入れを開始した場合、過払い金が発生している可能性があるのです。

それ以降は金利を利息制限法の範囲内に引き下げたため、過払い金は発生していません。過払い金は返済中でも完済していても請求できるので、条件に該当する人は早めに手続きを行いましょう。

カード利用で過払い金が発生するのはキャッシングだけ

ちなみに、クレジットカードで過払い金が発生するのは「キャッシング機能」でお金を借りたときだけです。買い物の支払いに使う「ショッピング機能」は、あくまでも支払いを一時的に立て替えているだけであり、お金を借りたわけではありません。

ですから、利息制限法の対象にならず、過払い金が発生しないというわけです。

クレディセゾンの企業概要・過払い金を請求できる理由


クレディセゾンの企業概要と、クレディセゾンに過払い金請求が可能となる理由をご紹介します。

株式会社クレディセゾンの沿革


クレディセゾンは、70年近い歴史を誇る大手クレジットカード会社です。他カードとの積極的な提携やさまざまな分野への事業拡大、多様なサービス展開などで業界をけん引し、先駆者として注目を集めてきました。

経営状況も安定していましたが、2007年頃に大きな転換期を迎えます。過払い金の返還請求が本格化したためです。過払い金返還請求が増えれば企業の経営状況は悪化してしまいます。当時最大手だった消費者金融が倒産するほど、そのダメージは大きいものでした。

このような事態が起きた理由は、「グレーゾーン金利」にあります。借金をする際の金利は、利息制限法によって15~20%までと決められていました。しかし、貸金業者を対象とした出資法では、金利が29.2%まで認められていたのです。この、利息制限法と出資法の上限金利の差をグレーゾーン金利と呼びます。クレディセゾンも当時は25.0%の金利を設定しています。

2010年に貸金業法と出資法が改正され、上限金利は利息制限法と同じ20%までに統一されました。グレーゾーン金利が撤廃されたため、20%以上の金利で借金を返済している人には、払い過ぎていた分を返さなければならなくなったのです。実際には法律の施行に備え、2007年頃から多くの貸金業者が金利の見直しを行っていました。

クレディセゾンは返還用の資金を別途確保したり、貸し倒れを防ぐために融資の審査を厳しくしたりするなど、さまざまな対策を行いました。キャッシング事業以外からも安定した収益を得られるよう模索しており、過払い金を請求してもきちんと支払ってくれることが多いです。

セゾンカードとは
セゾンカードは、クレディセゾンが発行しているクレジットカードです。どれか1枚のカードを指すのではなく、クレディセゾンが扱う80種類以上のカードすべての総称として使われます。

表面に「SAISON CARD INTERNATIONAL」という青と緑のロゴが記載されており、年会費が永年無料というお得さで人気を集めています。また、クレジットカード利用で貯まるポイントに有効期限がない、「永久不滅ポイント」でも有名です。

クレディセゾンに過払い金請求するメリット【完済した人の場合】
クレディセゾンから過払い金が戻ります。

完済していれば、過払い金を請求しても信用情報機関に登録されることはありません。

クレディセゾンに過払い金請求するデメリット【完済した人の場合】
デメリットとしては今後クレディセゾンのクレジットカードを利用できない場合があることです。

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クレディセゾンに過払い金請求するメリット【返済中の場合】


借金の返済中に過払い金を請求する場合、過払い金がもどれば残高と相殺し、借金を減らすことができます。たとえば、借金が100万円残っていて過払い金が50万円あった場合、借金を60万円に減額できるのです。もし過払い金が120万円あれば、借金がゼロになったうえに20万円を受け取れます。

クレディセゾンに過払い金請求するデメリット【返済中の場合】


現在もクレディセゾンに返済中の人が過払い金請求をすると、「ブラックリスト」に載ってしまう可能性があります。返済中に過払い金請求をすると、過払い金を残りの借金と相殺できるため、債務整理と見なされることがあるからです。

債務整理をすると「個人信用情報」にその事実が記録され、ブラックリスト入りしてしまいます。

個人信用情報とは、金融取引のさまざまな履歴を記録したデータのことで、貸金業者や金融機関などが審査時に参考にするものです。借金を申し込んだ日や金額、借り入れや返済状況、債務整理の有無やクレジットカードの利用状況など、さまざまな金融取引の記録が残されます。

ここに滞納や債務整理といった金融事故の記録があると、貸し倒れリスクの高い人物だと警戒され、新たな借金やクレジットカードなどの審査に通りにくくなります。

ただし、個人信用情報は、登録されてから一定期間しか記録に残りません。たとえば債務整理は、完済または手続き終了後5~10年ほどで削除されるケースが多いです。金融事故の情報が削除されれば、新たな借金やクレジットカードの審査に通る可能性は十分にあります。

過払い金請求後、しばらく新たな借金などを利用する予定がなければ、ブラックリスト入りをそこまで心配する必要はないでしょう。

クレディセゾンに過払い金請求する際の注意点


クレディセゾンに過払い金請求する際の注意点をご紹介します。

時効になると過払い金が戻らなくなる
過払い金請求には、「時効」があります。借金を最後に借り入れ、または返済した日から10年が経過すると、過払い金を取り戻せなくなるのです。

10年以上前に完済している場合、すでに時効を迎えている可能性があるため注意しなければなりません。たとえば、2007年3月10日に完済していると、2017年3月11日以降は過払い金請求できなくなります。

ただし、前の借金を完済してから間隔をあけず、新しい借金をした場合は話が別です。完済した前の借金も含めて一連の取引と見なされ、過払い金を請求できる可能性があります。先ほどの例で、2007年3月10日に完済した後、同じ貸金業者から2007年9月1日に新しく借金をして2015年7月3日に完済したとしましょう。

この場合、2つの借金の間隔が約半年と短いため一連の取引と見なされ、時効は最後に完済した2015年7月3日から10年後の2025年7月3日となります。本来なら時効を迎えているはずの2007年3月10日に完済した借金も含め、2つの取引で過払い金請求できる可能性があるのです。

借金と借金の間隔がどの程度まで一連の取引と見なされるかは、それぞれのケースで異なります。自分で判断するのは難しいので、専門家からクレディセゾンに確認・交渉してもらいましょう。

クレディセゾンのカードが使えなくなる可能性がある
完済している場合も返済中の場合も、過払い金請求をするとクレディセゾンのセゾンカードが使えなくなる可能性があります。クレディセゾンだけでなく、グループ企業や提携している企業のカードも使えなくなることがあるので注意しましょう。

キャッシング機能はもちろんショッピング機能も使えないため、普段から日常生活でセゾンカードを使っている場合は事前に対策が必要です。

特に、公共料金などの支払いに利用していた場合、カードを使えなくなると支払いがストップしてしまいます。余計なトラブルを避けるためにも、過払い金請求前にほかの支払い方法に変更しておくことをおすすめします。クレディセゾン以外のクレジットカードは過払い金請求後も使えるため、そちらをメインに利用すると良いでしょう。

クレディセゾンの過払い金請求に強い事務所を紹介


過払い金請求は、交渉次第で解決までの期間や取り戻せる金額が変わります。少しでも早く、多く過払い金を取り戻すには、経験豊富な専門家への依頼が欠かせません。クレディセゾンの過払い金請求に強い事務所を紹介するので、事務所選びの参考にしてください。

杉山事務所でクレディセゾンの過払い金請求
事実確認※https://heibayou.jp/?p=885、https://sugiyama-kabaraikin.com/price/
全国8カ所に事務所を構える司法書士事務所で、過払い金請求や債務整理に強いのが特徴です。さまざまなメディアにも取り上げられ、週刊ダイヤモンド誌では「消費者金融が恐れる司法書士」として紹介されています。過払い金相談実績は月に3,000件、過払い金返還額は月に5億円の実績を誇っています。

相談料・着手金:無料
過払い金報酬:取り戻した金額の20%~(税抜)
司法書士法人中央事務所でクレディセゾンの過払い金請求
https://www.708090.jp/kabarai/?utm_source=shindan#anc-cost
98名の司法書士が所属する規模の大きい事務所で、日本全国から過払い金の相談を受け付けています。代表司法書士の田中秀平氏は10年間にわたって数十万人の過払い金請求、債務整理を担当した経験を持つベテランです。所属司法書士への教育も徹底しており、過払い金請求の実力は間違いないものといえます。

相談料・着手金:無料
過払い金報酬:要問合せ
アディーレ法律事務所でクレディセゾンの過払い金請求
過払い金のテレビCMを流すなど、抜群の知名度を誇る法律事務所です。何度でも無料相談が可能で弁護士費用の返金保証もあるなど、利用者目線に立ったサービスが魅力です。2017年時点で60万人以上という圧倒的な相談実績を持ち、豊富な経験とノウハウを生かしてスムーズな過払い金返還が期待できます。

相談料・着手金:無料
基本費用 :6万円(税抜)
話し合いで解決した場合の報酬金:取り戻した金額の20%(税抜)
訴訟で解決した場合の報酬金:取り戻した金額の25%(税抜)
みどり法務事務所でクレディセゾンの過払い金請求
過払い金請求や債務整理を得意とする司法書士事務所です。全国8カ所に事務所を構え、出張相談会も実施しています。年間の相談実績は6,000件、回収した過払い金の累計額は120億円以上という豊富な実績があるので、安心して任せられるでしょう。

相談料・着手金:無料
基本成功報酬:1社あたり4万9,800円
歩合成功報酬:取り戻した金額の20%
黒川事務所でクレディセゾンの過払い金請求
借金問題解決や債務整理を専門として、東京に3つのオフィスを構える司法書士事務所です。これまでに5,600人以上の問題解決をサポートし、携わった和解交渉は12,000件以上に上ります。業界トップクラスの低料金を強みとしており、費用の分割支払いも可能なので利用しやすいです。

相談料・着手金:無料
基本報酬 1社あたり:1万9,800円
成功報酬 話し合いで解決した場合:取り戻した金額の15%(税抜)
訴訟で解決した場合:取り戻した金額の23%(税抜)
クレディセゾンに過払い金請求した人の口コミ
クレディセゾンに過払い金請求した人の口コミをご紹介します。

クレディセゾンの過払い金請求の口コミ「約3カ月で60万円が戻ってきた」
約13年間、クレディセゾンのキャッシングを利用してきました。利用を繰り返しているうちに限度額は50万円まで増え、便利さからつい借金を重ねるように…きちんと完済したのですが、CMで過払い金について知り、自分にもあるのかと気になって相談しました。すると、67万円以上の過払い金があることがわかったのです。

まさか本当にあるとは思わず、「60万円も取り戻せれば十分」と手続きをお願いすることにしました。3カ月ほどで実際に過払い金が返還され、そのうち手続きを依頼した事務所の費用を差し引いた45万円ほどが手元に戻りました。

クレディセゾンの過払い金請求の口コミ「ショッピングの支払いがゼロに!過払い金110万円も戻ってきた」
買い物に気軽に使えたため、クレディセゾンのクレジットカードを長年利用してきました。ショッピング枠はもちろん、キャッシング枠も利用と返済を繰り返し、合わせて138万円ほどの残高があります。

その状態で過払い金の相談をしてみると、20年以上返済を続けてきた私には250万円ほど過払い金が発生していることがわかったのです。過払い金を借金に充当して138万円の残高がゼロになったうえに、残った過払い金約120万円を取り戻せることになりました。

クレディセゾン側から「110万円で和解してくれればすぐに支払う」と話があったのでそれに応じ、請求からわずか2カ月ほどで解決できたので大満足です。取り戻した110万円から手続きを依頼した専門家に報酬を支払ったので、実際には残りの84万円ほどを受け取りました。

「クレディセゾンの過払い金請求の口コミ「裁判で過払い金が170万円戻ってきた」
以前一括返済していたクレディセゾンの借金に、過払い金と過払い利息が合わせて170万円以上あることがわかりました。返済が苦しい時期、クレディセゾンは借金の減額に応じてくれなかったので、私も利息を含め全額をきっちり返してもらいたいと思いました。専門家に相談したところ、全額回収には交渉より裁判のほうが確実だそうです。

そこで裁判を起こすと、クレディセゾンから130万円で和解しないかと持ちかけられました。しかし、そんな金額ではとても納得できません。その後も「150万円で和解を」と少ない額を提示されましたが、裁判を続けた結果、無事に170万円を取り戻すことができました。時間や裁判費用は余計にかかりましたが、すっきりしました。

クレディセゾンの過払い金請求の口コミ「18年かけて完済した借金から100万円が戻ってきた」
息子の結婚式費用にするため、クレディセゾンから200万円ほどお金を借りました。18年ほどかけて何とか完済したのですが、ある日夫から過払い金があるかもしれないと教えられたのです。当時は過払い金のことを詳しく知らず、お金が戻ってくるなんて怪しいのではないかと疑っていました。

しかし、実際に司法書士さんに相談してみると、過払い金の仕組みを丁寧に説明してくれたので、安心して手続きをお願いできました。しばらくすると本当に100万円もの過払い金が戻ってきたので、驚くやら嬉しいやら…そのお金をもとに、夫と温泉旅行を計画中です。

クレディセゾンの過払い金請求の口コミ「返済中の借金がゼロになり、過払い金も24万円戻ってきた」
買い物に使おうとクレディセゾンのクレジットカードを作成したのですが、そのうちキャッシングにも手を出すようになってしまいました。働いているうちは何とかなっていましたが、仕事を辞めると返済に困るようになります。この頃にはクレディセゾン以外にも複数の会社から総額112万円の借金をしており、とにかくすべての借金を清算したいと思って過払い金の請求と債務整理をすることにしました。

15年間利用してきたクレディセゾには73万円の過払い金があり、借金の残高と相殺して24万円が手元に戻りました。ほかの会社の過払い金も合わせ、すべての借金をゼロにできたのでホッとしています。


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