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債務者も理解しておきたい、弁護士がよくされる質問はこれだ!

弁護士、それとも司法書士?債務整理を相談するべきなのはどっち?

債務整理は弁護士でも司法書士でも相談することが可能ですが、どちらを選ぶのかについては債務者の借金の額を理解しておく必要があります。司法書士は140万円までの借金に対応可能ですが、弁護士の場合は青天井です。従って140万円を超えた債務整理は弁護士にしか対応できません。債務者全体を見てみると、司法書士よりも弁護士を頼っている債務者の方が多いようです。

弁護士が債務者からよく受ける質問

債務整理を行うときに、弁護士が債務者からよくされる質問というのがあります。今回は、それをいくつか紹介することにしましょう。今後、債務整理を検討しようと考えている債務者は、よくされる質問をあらかじめ理解しておけば、それを避けて、もっと違う質問をすることが可能です。弁護士相談というのは時間がある程度限られていますから、予めこの辺りを理解しておくのはとても大切な事なんですよ!

どのくらい借金が減るの?
やっぱり一番気になっているポイントは、いくら借金を減額させられるのかです。具体的な金額は、債務者が抱えている金額に左右されますからはっきりと言えることはできません。ですが減額できるシステムは説明することができます。

任意整理は利息カット
任意整理の場合は、元金だけ返済すれば大丈夫です。つまり、利息をカットすることになります。ただ、あくまでも将来利息です。債務整理するときに、既に支払ってしまった利息は帰ってきません(ただし、過払い金があった場合は例外です。利息制限法を越えた利息分だけが帰ってきます)。

個人再生
個人再生の場合は、最大で1/5借金を減額できます。債務者の置かれている状況によって減額できる割合は変動しますから、必ずしも1/5まで減額できるわけではありません。

しかし、任意整理よりも圧倒的に減額させることが可能です。住宅ローンに関する借金は別の話ですから、減額の対象にはなりませんのでそこは理解しておきましょう。

自己破産は、借入がチャラに
自己破産は借金の返済をする必要がありません。借入は全てチャラになってしまいます。その代わり財産を没収されます。財産を全て手放してでも借金を放棄したい債務者は、検討してみたらいいと思います。

債務整理を知っている最中は自分は何をしていればいいの?
もし弁護士とか司法書士に、債務整理の依頼をしているんならば、債務者は特にしなければならないことはありません。普通に仕事をして、プライベートを過ごせば大丈夫です。というのも、弁護士や司法書士が債務者の代理人として通常の手続きをやってくれるからです。

従って、弁護士や司法書士からの連絡を待つだけとなります。弁護士事務所に何度も足を運ばなければいけないイメージを抱える債務者もいますが、実際は一回しか通わなかったという債務者の方が多いのです。

ただし、弁護士や司法書士に借金相談せずに、債務者だけで債務整理する場合には忙しく動かなければなりません。可能な限り弁護士か司法書士に相談した方が良いでしょう。

弁護士・司法書士の探しかたですが、法テラスか自治体の無料法律相談に出向くのがおすすめです。参照元:債務整理に強い弁護士の探し方はどうすればいいの?

債務整理した後の返済はどのぐらいのペースになるのか?
債務整理をしたからといっても、借金の返済は残っています(自己破産した場合は借金がチャラになるので別です)。債務整理をした後とはいえ、債務者にとって借金の返済が苦痛であることに変わりはありません。毎月の返済はどのぐらい楽なペースに変わるのでしょうか?

基本的には3年間、36回の支払い
任意整理や個人再生の時だと、基本的には3年間での支払いペースになっています。回数で言うと36回払いです。ただしそのペースだとどうしても払えないケースも出てきます。そんな時には、最大5年間まで大目に見てもらうことが可能です。

この場合の支払い回数は、60回。絶対に滞納しないように頑張りましょう!ちなみに、過払い金請求の場合は、借金を減額させる内容というよりかは、払いすぎの利息を取り戻す債務整理になっているため少し内容は違いますので、あしからず。

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