遺伝子=運命?

昔読んだ浅田次郎の『蒼穹の昴』という小説には、2人の主人公が出てきます。

1人は生まれ持った強い運命に導かれて、出世していきます。

もう1人は、運命では平凡な人生のはずが、老占師の「天下人になる」という優しい嘘を信じて行動した結果、運命を乗り越えて出世します。

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正直な所、人間の能力は、遺伝子に大きく影響されるらしいです。学力だけでなく、性格など思考の癖や、行動のパターンなどにも遺伝子は影響します。
(鬱になりやすい、犯罪を起こしやすい、なども…。)

だから『ありのままの自分』で上手くいく人って、良い遺伝子を持ったラッキーな人だけなんじゃない?
って…ネガティブな私は考えてしまいます。

でももちろん、遺伝子の影響は100%ではないから、努力や経験にも意味はあると思います。
ただ努力の方向も、自分のやりやすい方法ばかりしていたら、それは、

「遺伝子に組み込まれたパターンで動く事(遺伝の運命に沿うこと)にならないか?」
そんな風に思いました。


じゃあ、現状を変えたい場合、どうしたら良いのだろう?

↓↓

◻︎いつもの自分なら取らない行動や選択をする。
◻︎多少無理な事をする

そうすると遺伝子のパターンから、抜け出せるのではないでしょうか?

だからよく言う、『習慣を変えると人生が変わる』というのも、大いにあり得ると思います。

大きな変化はストレスになります。
ならば小さな変化を、毎日積み重ねることです。小さな変化も、積み重ねたら大きな変化に変わります。

そうやって徐々に、自分の中のパターンが変わっていきます…継続さえできれば!!
(結局ここでも『継続は力』、だなぁ。)

人間はロボットではないから、気に入らない運命なら、意志の力で、遺伝子が想定外の「エラー行動」を起こして、変えていけるはずです。
運命がビックリするようなエラー行動を、敢えて起こして行きましょう。

動物と人間の違いは、そんな風に行動をコントロールできる、『意志の力』がある所かも知れないですね。

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なんか自己啓発本みたいな記事になっちゃいました…(恥)。

「うちの子、勉強苦手なんどけど、結局は生まれつきの能力なのかなぁ」なんて考えていたら、飛んで飛んで、遺伝子について思いを馳せてしまいました。


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