バッテリーを交換したら2013年のMacBook Air(11インチ)が復活した!
ずっと以前からバッテリー交換のエラーが出ていたのだが、
Appleの保証期間はもちろん修理対象からも外れていたので
常に充電しながら使っていた。
そのままでも良かったのだが、せっかくの
11インチの機動性も活かしたいと思ったので
初めてMacBookのバッテリーを交換してみた。
バッテリー交換の手順はすでにたくさんの
記事や動画があがっているのでここでは省く。
ただ素人でも10分かからなかったので難易度は高くない。
交換手順よりもなぜわざわざ自分で交換したのか、
そちらの方が自分にとっては重要だったのでまとめてみた。
●マシンスペック
MacBook Air
年式:2013年
OS:Big Sur(これ以降のOSはサポート対象外)
ディスプレイ:11インチ
チップ:デュアルコアIntel Core i5
メモリ:8GB
SSD:128GB
ほぼ吊るしに近いスペックだが、
一つだけ注目するべき点はメモリが8GBあること。
今では驚くことではないが、当時は4GBが最低で、
中古で出回っているこの年式の多くが4GB。
特に11インチで8GBはけっこう珍しい。
●復活させた理由
現役で使えるスペック
最新のOS(Monterey)や次期OS(Ventura)は対象外だが、
Big Surは2020年11月にリリースされたOS。
Montereyで使えるアプリはほとんどが対象なので
まだまだ現役としては十分使える。
唯一無二のサイズ
11インチは現在ではiPadしか発売されておらず、
MacBookは最小でも13インチしかない。
最軽量のM2MacBook Airでも1.24kg。
対して11インチは1.08kgとさらに軽い。
奥行きや幅も小さくなっていて持ち運びやすい。
iPad(11インチ)と同じサイズでMacOSが使える、
というのは大きな魅力だと思う。
Windowsが使える
AppleSiliconになってからは別途アプリが必要だが、
インテルのMacは標準でWindowsがインストールできる。
当然Windows用のアプリも使える。
WordやExcelなどオフィス系のアプリはMac用もあるのだが、
微妙にレイアウトが崩れたり文字化けがあったりして、
互換性が完全ではないのでできればWindowsで使った方がいい。
キーボードが打ちやすい
現在はシザーキーボードで統一されて改善されたが、
それまでのMacBookはバタフライキーボードで統一されていた。
薄くてスタイリッシュなのはいいのだが、
その分ペタペタした感じがして打ち心地はあまり良くない。
11インチはバタフライキーボードが採用される前に廃盤になったため、
どの年式を買っても打ち心地は変わらない。
●不満点もある
ディスプレイの解像度
今のMacBookはLiquid Retinaディスプレイが基本。
14・16インチのMacBook ProはミニLEDという高価なディスプレイだが、
このモデルはRetinaディスプレイではない。
解像度も1366 x 768ピクセルで、格安スマホよりも低い。
ただ画面サイズが11インチなので正直あまり気にならない。
ネットサーフィンなどで一画面の表示領域が
少ないことにさえ目を瞑れば問題はない。
ベゼルの太さ
最近のスタイリッシュなデザインとは異なり、
無駄にベゼルが太いのがこの時代のAirの特徴でもある。
ただこれはこれで個人的には気に入っているし、
好みの問題になるので気にしなければどうということはない。
比較することではないが、Chromebookでも
ベゼルが太いモデルが多くある。
タイプCが使えない
これはけっこう大きな問題。
今はほとんどがタイプCのUSBを採用しており、
iPhoneも次のモデルでLightningを卒業すると噂されている。
だがこの時代ではタイプAが主流だったため、
タイプCの端子は搭載されていない。
ハブを持ち歩けば解決できるが、荷物が増えると
軽量・コンパクトのメリットが薄れてしまうのが難点。
●まとめ
色々書いたが、復活させたかった理由は
この端末が好きだから、だ!
以前、難ありのMacBook(12インチ)を手放さない記事を書いたが、
原点はそれと同じ。
スペックが時代遅れになってもやはり好きなものは長く使いたい。
同じ車にずっと乗り続けていたり、
愛用の鞄を使い続けているのと変わらない。
実際、バッテリーを交換して再起動させた時は
新しいMacBookを起ち上げた時と同じような感動があった。
メインではM1ProのMacBook Pro(14インチ)があるので、
復活させる必要性は正直ほとんどない。
自己満足の世界だが、大げさな言い方だが
人生を豊かにするにはそうしたものも必要だと思う。
●補足
バッテリー交換の前は筐体にゆがみがあったが、
交換後はそれが無くなった。
どうやらバッテリーの膨張でゆがみが生じていたらしい。
端末がガタガタするようになったら
バッテリーの膨張を疑ってみるのもいいと思う。
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