見出し画像

後継者としてまずやるべきこと。

家業を継ぐことを決心し会社に入ったはいいが、他の社員とどう接していけば良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。僕そんな悩みをもっていた一人でした。

うちの会社は、家具製造業を営んでおり、創業55年、現在は約50名の社員を抱えています。20代〜60代まで幅広い年齢層です。僕自身、会社に入って7年目になりますが、5年間は工場の中で職人たちと一緒に家具を製造してきました。

入社した当時は、周りの社員たちも僕に対してどう接していいかわからなかったようで、腫れ物扱いだったことを覚えています。そんな中で、まず僕が実践したのは、社員に対して積極的に声をかけ、現在の会社に対する不満や問題点を聞きまくりました。当然、最初から社長の息子である僕に本音で話してくれることはなかったので、こちらから今の会社の問題点や思うこと、僕が目指している理想の会社像やビジョンを発信していきました。すると徐々に彼らも、実は...といったように普段なかなか言えないようなことを話してくれるようになり、僕の考え方に共感してくれる人も増えていきました。

現社長はなかなかのワンマン経営なので、言いたいこともなかなか言えず、毎日淡々と言われた通りの仕事をこなしてきているように見えましたし、あとは、僕に言えば何か変わるかもしれないという期待もあったのでしょう。僕もそれを敏感に感じ取っていたので、まずは社員と社長との間の調整役として、社員の支持を獲得いこうと思いました。

組織を動かしていくには、どの世界でも支持者という存在が必要です。見ず知らずの人間が、外部から急に入ってきて偉そうなことをいったり、正論ばかり述べても誰もついて来ないでしょう。後継者として会社に入ってまずやるべきことは、

・現場に入って、誰もやりたがらないことを全力でやる。

・社内の状況(人間関係や空気感、今に至るまでの経緯)をしっかり把握する。

・自分の考えをしっかりと述べた上で、支持者を獲得する。


他にもたくさんやるべきことはあるだろうし、会社の規模によっても全然変わってくると思いますが、上記の点は間違いなく抑えておくべきポイントだと思います。とにかくコミュニケーションが大事です。後継者として入社し、自分が腫れ物であるということに気づかず、呑気に社長の雑務ばかりやっているようでは話になりません。


今後もこんな感じで、後継者としての悩みや葛藤、実行してきたことを書いていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?