シナリオセンター大阪校体験記!①【1から始める脚本家への道のり】

この記事にお立ち寄りいただきありがとうございます。カバかもんです。
ゲームやらなんやらのシナリオライターやってます。
デビューしてまだ一年経たない、吹けば飛ぶような存在です。
そんな私でも約3年、シナリオの修行を積んでまいりました。
シナリオセンター大阪校というところでです。
シナリオセンター大阪校はJR新大阪駅から歩いて約15分のところにあります。日清食品本社ビルのすぐ近くです。
シナリオライター、脚本家を目指している老若男女が集う、シナリオライターの専門校です。
といってもいわゆる専門学校とは異なります。世間的にはカルチャースクール的な位置づけです。
ここまでご覧になられて、「3年経ってやっとデビューかよ」、「なんか怪しい学校だな」と思われるかたもいらっしゃるでしょう。
では、シナリオセンター大阪校がどのような流れで脚本を書く力を鍛えてくれるのかご紹介いたしましょう。

まず、念頭に入れていただきたいのは、シナリオセンターには東京本校、大阪校、通信科があるということで、各校によって段階がかなり違っているということです。
大阪校では基本的に、このような流れです。

基礎科(3か月)

研修科(30本作品を提出されるまで)

作家集団(無制限)

基礎科では、大きな教室に机を並べてシナリオの技法をみっちりと教えてもらいます。いわゆる座学です。12週間、3か月間に渡って実施され、毎週、創作の宿題が出されます。

研修科では、一人の講師を囲んで十数名の生徒が学ぶゼミ形式で行われ、課題に沿った作品を皆で批評し合います。作品の提出は任意で、自分のペースでステップアップしていけます。

作家集団は無期限で在籍することが出来ます。皆がここで実力を試しながらコンクール等に応募してシナリオライターデビューを目指します。授業形式はほぼ研修科と同じです。

また他にも、小説や長編のシナリオの執筆に特化したオプションクラス。
生徒のデビューを支援するライターズバンクという仕組みもあります。
ライターズバンクは作家集団等の上級クラスの生徒が利用でき、シナリオセンターに寄せられた各企業からの依頼を斡旋してもらえるサービスです。


つまりシナリオセンターは、『授業料むしり取って期間が過ぎたら、さよなら』ではなく、『デビューするまで面倒見るし、デビューしても必要なら利用してね』という、明確な出口戦略を用意している、他校と比べても比較的面倒見の良い学校であると私は思っています。
ですので実力者が育てられ、『朝ドラ』『JIN』『義母と娘のブルース』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』『サザエさん』『名探偵コナン』など、多くの国民に愛される作品の脚本家として多くの人材が活躍しているわけですね。

次回は、シナリオセンターのメリットとデメリットを具体的に掘り下げたいと思います。

※一応、シナリオセンター大阪校のリンク↓

ちなみに私は現役シナセン生であってもシナセンの回し者ではないので、悪しからず。

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