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-基礎科について- シナリオセンター大阪校体験記!③【1から始める脚本家への道のり】

こんにちは、カバかもんです。駆け出しのシナリオライターです。
この記事は私の出身校、『シナリオセンター大阪校』を紹介するシリーズ、その第3回目です。
今回はシナリオセンター大阪校に入って最初に所属する『基礎科』についてお話しします。

内容:


基礎科では約3か月間、授業形式でシナリオの技法などをじっくりと学びます。
私が所属していた2019年10月のカリキュラムは以下の通りです。
①オープン講座・文章表現と映像表現
②原稿用紙の書き方
③映像の特性 自己紹介
④描写からの表現
⑤ト書きの技術
⑥時間経過
⑦人物の描き方(1)
⑧人物の描き方(2)
⑨構成(起承の技術)
⑩構成(転結の技術)
⑪セリフの技術
⑫セリフの実習・発表
⑫回想とナレーション 脚色

各項目を一コマ約二時間、一週間ずつ勉強していきます。
内容を細かくご紹介しては埒があかないですし、怒られるかもしれないので割愛します。
代わりに、以前に学習内容をまとめた目録を作っていたので、それを参考になさってください。

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ちなみにマジメに板書を書き写していたら、大学ノート一冊丸々埋まるぐらいの授業内容になります。

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また、基礎科の授業内容はおおよそ、創設者の新井一が残した書籍の内容を踏襲しているらしいです。基礎科を修了したら記念に貰えたのですが、いまだ全部読み切れていませんw

授業の様子


新大阪にあるこじんまりしたビルの7階にある大教室で、大体20人足らずの同期と肩を並べて学習します。教室の壁際一面には、在籍性・OBが最近手掛けた映画、ドラマ、アニメ等の販促用ポスターが掲載されていて、結構圧巻です。
私の世代の時は、
『下町ロケット』
『DoctorX』
『テセウスの船』
『朝ドラ【エール】【ひよっこ2】』
『半沢直樹エピソード0』
『ワカコ酒』
『絶対零度』
『グランメゾン東京』
『砂の器』
『科捜研の女』
『ドラえもんのびたの新恐竜』
『七つの大罪 神々の逆鱗』
『アイカツオンパレード』
『ちはやふる2』

などが飾っていました。

講師は2,3人で担当、各コマに一人ずつ登壇して授業されます。
授業を終えると質問のために5分ほど時間を空けてくれます。熱心な人が大体2,3人質問しに行きます。あとは蜘蛛の子を散らすように帰ってしまいます。同期同士で集まったり、帰りにお茶しに行くのは稀です。まあ、私の知らないところで仲のいい人同士で集まっていたという可能性もあるかもしれませんが。同期といえども関係は希薄です。私の場合は、その後の研修科でも一緒だった人と、今でもたまに連絡を取るぐらいです。というより基礎科を終えると、自分が何期生だったかなんて気にならなくなります。

宿題


基礎科では毎回宿題の提出を求められます。
最初は200文字詰め原稿用紙(以降、ペラと表現)3枚分から始まり、最終的にペラ20枚分の作品の提出を求められるようになります。
ペラ20枚は映像作品にして10分間の尺になります。一つの物語としては短すぎるような気もしますが、これを毎週書いてくるように求められるので、結構ハードワークです。
ちなみに宿題を提出出来なくても修了できますが、宿題をやることで構成、セリフ選び、簡潔に書く技法を磨け、そして何よりも短い時間で作品をコンスタントに作り続ける習慣が身につきますので、こなしていくのをおススメします。
ちなみに基礎科ではどんな駄作を書いても褒めてもらえます。
『プロになるまでは出来るだけ駄作を書いておけ。プロになったら失敗できないから』
という教えがシナリオセンターにはあるぐらいです。

注意:


・入校出来るのは年3回ぐらいだったと思います。直近だと9月ですね。その次は1月ぐらいでしょうか?
 調べるのが面倒なので、気になる方がいらしたら直に問い合わせてください。

・基礎科が開かれている時間帯は、
 水曜:19:00~20:30
金曜:18:30~20:30
土曜:13:30~15:30
です。
どうしても時間帯が合わない方は、東京本校の通信科を受けられる方がいいかもしれません。
https://www.scenario.co.jp/general/communication/

・基礎科の時点ではライターズバンクに入れませんし、たしか小説や長編を学べるオプションクラスも利用できなかったと思います。デビュー出来るまで最低でも一年はかかるでしょうから、気長に頑張ってください。

以上。
授業内容の詳細は、許可が下りれば書きます。
シナセンに興味が出てきた方は、とりあえず時折開かれる体験講座などに参加してみてはいかがでしょうか。ウェブサイトの告知を見逃さないようにしてください。
https://scenario-center.com/

次回は『研修科』について書きたいと思います。お楽しみに!

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