オーダー家具製作所のコンセプト動画

オーダーメイドの品物をアピールするのは難しいです。
あくまでお客さまの希望に沿って製作をするので、それを見せても一品限りの品物なわけですから。

むしろ「お客さまの暮らしをデザインする」といった考え方のほうがよいのではないかと思います。

オーダーメイドで一品物の家具を製作する家具製作所の動画を考えてみました。家具の材料は木です。木は森からくるものですから、「森と家族をつなぐ」といったコンセプトはどうだろう、と思いました。

森の木の暖かさを家族の空間に

私がストアカでやっているオンライン講座です。

オンライン講座「心を動かす動画設計の「型」【お客を呼び込む動画のプラン】企画・構成」by 前川 正人 | ストアカ

コンセプト

「森で暮らしている家族」というビジュアルはどうかな、と思いました。
家の中ではなく、森の中で暮らしている家族。
サバイバルではなく、楽しい暮らしです。

その森の木々に囲まれた暮らしを、街で暮らす家族にも実現させてあげたい。そんなコンセプトでこの家具製作所の動画を作ってみたい。

木から切り出された一本の木が、家族の暮らしを支える家具となって家に届く。その仲立ちをするのが、家具職人のしごとです。

動画の型

冒頭は、森の中で暮らす家族。
森の中に椅子やテーブルだけ置いて暮らしているという絵でもいいですね。
木漏れ日が照らす空間で、楽しそうに暮らしている家族です。

そして、職人さんが手作りしている工程をはさんで、その暮らしがそのまま街の家で暮らす家族のもとにやってきます。
木の暖かさを感じる暮らしが表現できると素晴らしいと思います。

それを支えるために、家族と綿密な打合せをする家具職人。
ちょっとした希望をすべて叶えてくれる、そんな笑顔に満ちた打合せ風景です。

お客さまの声は、オーダーした椅子の上で。
その暮らしにフィットした感じを語っていただきます。
「今はもうこれらの家具なしに暮らしはなりたちません」
と言っていただければ最高です。

つなぎは、ともかく親しんでもらうために、一度作業場に訪ねてきてもらう。無料見学会などいかがでしょうか？　
先に仕事のていねいぶりを見ていただいてから商談につなげるとよいでしょう。

ポイント

木と家具は形が違うものですから、そのまま並べて見せても同一視できません。

森で暮らす家族と街で暮らす家族というふたつの家族をつなぐのが「木」であるというメタファーで木の暖かさを感じていただこうということです。

読者の方へのお願い

「こんな動画の型を考えてくれないか」というリクエストをお寄せください。
ご自分の業種・職種に関係あってもなくても結構です。
PR動画だけでなく、施設紹介動画とか、展示会・見本市動画とか、従業員教育動画とか、地域起こし動画とか。なんでもOK。
ただしそのテーマについて企画するのではなく、動画の「型」としてここに書かせていただきますので、そこはご了承ください。

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