婦人服店のPR動画
ブランドの直営店やファストファッションではない、個人経営の婦人服店の動画を考えてみます。
小さなお店ですが、商圏として決して人口が少なくはなく、またライバルとなるようなお店が多い地域。たとえば大都市のベッドタウンなどの地域にあるようなお店を想定しています。
こういうケースでは「理想のお客様を選ぶ」という考え方をしてみる方がいいと思われます。あらゆる年代、あらゆる客層向けの商品を仕入れるより、特定の客層に絞り込んだ品揃えをするほうが効率的な商売ができます。
そこで「ぽっちゃり体型の中年女性」に絞り込んだお店を想定して動画をいかに作ればよいか、考えてみます。
私がストアカでやっているオンライン講座です。
コンセプト
こういうお店ですから、まず客層を絞り込むことが大切です。
絞り込んだらお客様が減ってしまうのではないか、と心配されるかと思いますが、そんなことはありません。
むしろ数駅分電車に乗ってもそのお店に行きたい、という熱狂的なお店のファンを作ることで、広い範囲から集客することができます。
「ふくよか体型で昔の服がサイズ的に来られなくなった40代50代女性」に絞り込んで、そういうお客様からの反応を得られそうな動画にします。
動画の型
ツカミの部分は、狙いのお客様の共通の悩みがいいでしょう。
「最近、昔買ったお洒落な服が着られなくなった」
「ついつい身体が楽な服ばかりを選んでしまう」
そんなぽっちゃりマダムの声を紹介します。
それに対して「いえいえ、まだまだお洒落ができますよ」という答えを投げかけるわけです。
「この店で売っている服を買えば、今でもお洒落な格好ができる」というのがベネフィット(恩恵)になります。
「お洒落な服を着て、何ができるか」ということをテーマにするのもいいでしょうね。
商品の印象づけは、洋服単体ではなく着用した状態で見せるのが基本です。
思いつきですが、常連のお客様を巻き込んで、ファッションショー風に撮影するのはいかがでしょうか? モデルさんではなく、本当のお客様がノリノリでウォーキングしてくだされば、アピール力は抜群です。
当然その流れで「お客様の声」をいただくことになりますね。
「最近あまり身なりにかまわなくなっていたんですが、この店のおかげでお洒落をする気分に立ち戻ることができました」
などと語っていただきたいものです。
最後に、アクセスはていねいに紹介しましょう。
動画を使うということで、少し遠くからでもお客様に来ていただくのが目的です。不案内な土地かもしれませんので、迷わないようにアクセス情報を伝えましよう。
ポイント
商品をアピールするのではなく、店のコンセプトをアピールします。
四季折々の服を紹介くらいので変化はあってもいいですが、チラシのように入荷した洋服をすべて見せる必要はありません。
むしろ「この店なら私でもお洒落ができそう」という雰囲気をかもし出すことが大切ですよ。オーナーのこだわり編なども作ってもいいでしょう。
読者の方へのお願い
「こんな動画の型を考えてくれないか」というリクエストをお寄せください。
ご自分の業種・職種に関係あってもなくても結構です。
PR動画だけでなく、施設紹介動画とか、展示会・見本市動画とか、従業員教育動画とか、地域起こし動画とか。なんでもOK。
ただしそのテーマについて企画するのではなく、動画の「型」としてここに書かせていただきますので、そこはご了承ください。
メッセージの送り方は、このページの一番下「クリエイターへのお問い合わせ」から。送り方はこちら。
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