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3ポイント話法の解説動画

3というのは魔法の数字です。

物事を説明する時に、論点がひとつだけだと頼りない。
ふたつでも、まだバランスに欠けます。
論点が3つあると、なぜか納得できるんです。

人間が覚えていられるのは、せいぜい3つか4つくらいの事柄。
だから、何かを解説する場合に論点を3つあげる論法。
これを私は勝手に「3ポイント話法」といっていますが、これはちょうど良い解説の方法なんです。

論点が多ければよい、というものではない。
4つも5つも論点を上げると、時間もかかります。
現代人は忙しいですからね。

時間もかからず、納得もしやすい3ポイント話法が一番なんです。

YouTubeの解説動画はこんなフォーマットがいいですね。

私がストアカでやっているオンライン講座です。

コンセプト

最初にやることは、論点を3つ見つけることです。
これはそんなに難しくないと思います。
むしろ解説したがりの人は論点をたくさん挙げすぎて失敗することが多いと思います。

もし、論点が5つも6つもあって絞れないとするなら、むしろ動画を2つに分けることを考えたほうがいいでしょう。

論点がひとつ、またはふたつしか挙げられないのなら、その論点をいろんな視点から切り口を変えてみれば、すぐに論点は3つ揃います。

動画の型

この動画がセミナーなどで上映するものならあまりツカミに力を入れる必要はないでしょう。
でもYouTubeなどネットに露出する解説動画だとするなら、ツカミは大切です。

冒頭の数秒で視聴者に興味を持ってもらう。
そこで興味を失われると、離脱されてしまいます。
だから、毎回決まりごとのオープニング映像を冒頭に持ってくる、というのはデメリットが多いんですね。

ツカミのやり方は複数ありますが、解説動画でよく使われるのは、本編の中から一番美味しい言葉(核心を掴んだ一言)を選んでそれを冒頭の数秒でプレビューする、というやり方です。

ツカミに関しては工夫のしようはありますが、この話の本来ではないので省略します。いずれ、ツカミ集みたいな型もこのマガジンで取り上げたいと思います。

そして本編に入ったら、まず解説の全体像を明らかにします。
何について解説するのか、そしてズバリと結論をぶつけます。

結論ファースト、これはCPREP法のところでもお話しましたが、ネット動画の基本だと思います。
それに続いて、その結論を導くに至った3つの論点を並べます。

いきなり「まず最初の論点は…」と話しはじめない。
議論全体の組み立てとして3つの論点があることをまず紹介します。

そして、3つの論点のひとつひとつを簡潔に解説します。
この時の話しはじめは「まず(第1の論点)」「つぎに(第2の論点)」「さいごに(第3の論点)」というのが適切です。

そして3つの論点を解説し終わったら、まとめをします。
3つ説明して、ほったらかしにしない。
結論をリフレインするわけです。
この時の話しはじめは「以上のことから(これら3つのことから)」というのが適切でしょう。

最後に、YouTube動画であるなら、お決まりのチャンネル登録の促しが最後に必要でしょう。場合によってはメルマガ、LINE公式アカウントへの登録を促す方もおられるでしょうね。

ポイント

YouTubeに解説動画はたくさんアップされていますが、解説のしかたが上手ではない動画も見受けられます。

3ポイント話法は、簡潔で短い時間で解説できることと、論点を3つあげるので納得感が高く、不足感が少ないと言えます。

全体の尺(時間)は解説する事柄の情報量によりますが、5分~10分まででおさめるほうがよいと思います。

大事なことは1動画1テーマにするということです。
もし複数のことを解説したければ、それぞれ単独の動画に仕上げて、その中で相互に言及するやり方をおすすめします。

読者の方へのお願い

こんな動画の型を考えてくれないか」というリクエストをお寄せください。
ご自分の業種・職種に関係あってもなくても結構です。
PR動画だけでなく、施設紹介動画とか、展示会・見本市動画とか、従業員教育動画とか、地域起こし動画とか。なんでもOK。
ただしそのテーマについて企画するのではなく、動画の「型」としてここに書かせていただきますので、そこはご了承ください。

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