なつかしい味を懐かしむだけで終わらない!

先日、人間ドッグの問診票を書いていて、近親者の病歴を書く欄がありまして、
我が家、血縁の祖父母や父母それぞれにいろいろと病気があったもので、確認をしていた時の話。

もう10年も前に亡くなった母方の祖父ですが、くも膜下出血で亡くなったんですね。
病歴の話から祖父の話になり、家族で思わず懐かしみました。

祖父は祖母が亡くなってから5年ほど、独り暮らしをしていて亡くなる時までずっと元気で、なんでも食べよく動き活発な人でした。
色んな免許や資格を持っていて、若いころはこの辺りでは有名な大きいトンネルの工事の作業員をしていたとも聞きましたし、私がまだ子どもの頃、祖父母は自宅にお店を持っていて、小さなお菓子屋さんを営んでいました。
市販のお菓子や手作りの和菓子を売っていたと思いますがだいぶ昔の話で記憶があいまい…。
遊びに行くとよくお菓子をお土産にくれましたね~♪

お店をたたんでからも正月の餅つきの際にはあんこを炊いてつきたて餅で大福を手際よく包んでくれたり、
台所にもよく立ち、得意料理をふるまってくれました。
私が高3の時は免許を取るために自動車学校に通っていましたが、自分の実家には送迎のバスが来てくれない距離だったため、祖父の家に居候させてもらったのですが、その時も、私の身の回りのことを色々としてくれていて本当になんでもできる祖父でした。

そんな祖父が生前よく作ってくれたものがありまして、先日の会話の中にも出てきたんですよね。
名前知らないから「からいスルメ」としか言えないんですけど!笑
とにかく旨辛くて最強なおつまみなんですよ!←語彙力
話してたら無性にそれが食べたくて食べたくて!!!

おじいちゃん亡くなっちゃったし…あれももう食べれないのか~って、
某探偵番組に依頼すべきか…なんてアホなこと考えてたんですけど、
母に作り方聞いたことあるかと尋ねたら「覚えてるよ!!」とのこと!
おかあさんナイス!!とガッツポーズの私w
さっそく必要な材料を用意して作ってくれることになったので、私もまたいつでも食べられるように覚えます!!

そんなわけで、表題の話。
懐かしい味…
なつかしい…
その人にしか出せない味?
今、家族が作ってくれる料理、これがまたいつでも食べられる保証って実はないんだよなってふと思って。
これも伝統というか、レシピでは残せない味?

まさに口伝の伝統。
なんでもデジタルで済ませてしまう時代だけど、
形のないモノを伝え聞くことって大事だなぁ…
と、ふと思った出来事でした。

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