見出し画像

ラベルの使い方、変えました

ラベルの使い方って何の話と思うと思いますが、MPLSとSRではラベルの使い方を変えています。
ラベルの使い方を変えることで、MPLSでは実現が難しかった機能を簡単に表現できるようにSRは工夫しています。
さぁ、そのあることとは何でしょうか?

1.SegmentとSID(Segment identifier)

Segment RoutingのSegmentはそもそもどういう意味でしょうか。
RFC8402の中では、Segmentとはルータへの命令処理と記載されています。
Segmentを受け取ったルータは、Segmentに記載された内容により、次の経路を決めます。
MPLSでは、ラベルはあくまで次にパケットを渡すルータを識別するものでした。
しかし、SRでは宛先ルータとそこまでのラベルが瞬時に割り出せます。

画像1


この為、Segmentにそのラベルを指定すれば、目的のルータまでパケットを送付できます。
Segmentと同一用語ですが、一般的にこのラベルをSIDと言われます。

2.グローバルなラベル?

ここから先は

768字 / 3画像
このマガジンがお得な理由 ・過去のSegment Routingに関する有料記事をすべて公開!(2022/3 現在100記事以上) ・新規に記載するSR関連記事もすべて公開! ・関連する技術ネタも公開!(※) ※関連する技術ネタは、その月に加入した人だけ定期購読料で閲覧可能ですので、購読期間が長ければ長いほどお得になります。

Segment Routing

¥600 / 月

このマガジンは主にSegment Routingについて書いています。 Segment Routingがよく分からんけど仕事で使うという…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?