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バツイチ女がマッチングアプリで2000いいねを獲得するまでの話.30〜婚活はビジネスだ〜

イメージ通りの男と出会える、と自分に呪いをかけたらあっさりとハイスペックイケメンと出会えた。
この時点で1000いいね!ほど。

「いいねすごいからいいねしました笑」
「サクラですよね?」
「すっごく素敵だと思ったので勇気を出していいねしてみました」

1000いいね!を超えると、一種のゲームにすぎない領域に。
もはや写真とか、プロフィールの内容とか関係なく、みんな行列に並ぶような心理でいいね!をするようになっていたのだと思う。
左右スワイプで男をありなししながら、例のハイスペ男とデートする日を擦り合わせる。
もちろんその裏で他の男どもともやり取りしながら。

年収800…あり。
170センチ以下…なし。
イケメン…あり。
デブ…なし。
男日照りだった数年が嘘のように、次々と男とマッチングしていく。
でもマッチングしても1通目で残るのは半分、3通目まででそのまた半分、5通目まででそのまた半分と減っていく。
この頃にはもうスマホのメモ帳に何種類かテンプレートを用意してあって、それをコピペするだけの簡単なお仕事だった。
同じ文章でもみんな反応が違って、傾向が見えてくるので非常に効率が良かった。

「じゃあ今週の土曜、11時に自由が丘駅で」
「じゃあ今週の土曜、14時に自由が丘駅で」

そうこれはビジネス。
効率よく、が何よりも重要なのだ。
ハイスペ男は11時に、次点の刺客は14時に約束を取り付けて眠りにつく。
この時点のいいね!は1500。


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