GSの日常4

〜遅番あれこれ〜

 遅番の日はアラームをかけずに寝ても何ら問題ない。出勤が午後からだから。ゆっくり自分のペースで起きれるし、起きた後の憂鬱感も少ないし、平日だと出勤前に郵便局や市役所に行く事もできる。ボクからしたらメリットしかない。でもうちの職場は早く帰れるという事で早番派が圧倒的に多いが。
 ボクが働く空港は地方のため便数がそこまで多くない。出発の最終便の後到着の最終便が来るまで1時間程時間がありその間は休憩時間になっている。その休憩時間に夜ご飯を食べたり同僚とお喋りしたりするが、夜の空港を出歩くのも楽しいもんだ。お客さんがいない静かなターミナル内も、制限エリアも。普段はPBB(パッセンジャーボーディングブリッジの略。ターミナルから飛行機に直接搭乗する為の橋)内に入るのもターミナルからの事が多いが最終便を迎える前後は外から出入りが多くなる。あと基幹空港みたいにひっきりなしに飛行機が飛んでる訳ではないため、自分達が担当する機体の光が着陸時にどんどん近づいてくる様子をじっくり見えるのも興味深い。
 着陸後は乗客、荷物を降ろした後、機内サービスで使用するドリンク用ボトルも降ろし洗浄する。ペットケージを貸し出していた場合はそれも洗浄するのだが、新人の頃はそういう仕事を1番最初にやらされるものだ(勿論全部1人でやるって事はないためご安心を)。
 退勤時はターミナルの明かりやうっすら見える星空を眺めながら帰路に着く。

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