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努力したら感謝が生まれた vol.2

僕は美容師をやっています。今年で19年になりますが、
いまだに美容師の技術は奥が深いと思っています。
だからこそ、体験できた話を前回から書かせていただいています。


前回のnoteはこちらです、よかったら見てください
↓↓↓


ではでは、
前回はコンテストで優勝した時に、
それまでコンテストに携わってくれたモデルさんや、
技術を教えてくれた先輩、手伝ってくれたスタッフ、応援してくれた関係者の方々
みんなへの感謝が溢れたという話までさせていただきました。

ただ、
自分の中で満足感があったかというと、そうではなく、
不思議なことに、まだまだ未熟なのではないかと、物足りなさを感じた。

「もっと自分の技術力を磨きたい」

という想いが、さらに強くなりました。
それからはさらに、セミナーへの参加やスタイル撮影などスキルアップの取り組みに力を入れるようになりました。

「もっと上手くなりたい」

美容師という仕事に、どんどんのめり込んでいきました。

そんなこんなを、やってるうちに、
社内でクリエイティブチームを立ち上げ
デザイン力アップのための社内活動もするようになっていきました。

社内コンテストや撮影会、ヘアショーなど、
楽しみながら活動していたと思います。
そんな活動を自由にやらせていただき、環境に恵まれていると思います。

「上手くなりたい」
という想いは、さらに強くなり、

以前から憧れていた日本でもトップランクのカットアカデミー「D.D.A」に通うことを決断します。

セミナー代は約40万、
1年間、毎月東京に通うので交通費や食事代、材料代、その他もろもろで
トータルいくら使ったのか、、、w

会社にも一度かけ合いました。

「会社に学んできたことを落とし込むので、半分費用を出してほしい」

しかし、その頃の社長※今は引退して今は会長
僕の人生の師匠にあたる人は首を縦にふらなかった

「身銭を切って体験することが、一番学びになる」

そう言いたいんだろうな、

と僕は自分でも思っていた事なので、
参加することに揺らぎはありませんでした。


カットセミナー初日はワクワクしてたまらなかった。
いや、毎回ワクワクして参加してた気がします。
もちろん東京見物をすることも楽しみに。

カットセミナーには全国各地から、カット技術に磨きをかけたい美容師が集まり
1年間同じクラスで学びあった。
そこでの出会いも、とても有意義なものでした。

スタッフや地域のために、さまざまな知識を取り入れる頭の切れる美容師さん
一年目で何も分からず親から送り込まれても何も文句も言わずストイックに取り組んでいる若い美容師さん
僕と同じような立場で、会社への技術教育に落とし込むことを目的に参加した美容師さん

本当にいろんな美容師が集まっていました。
唯一、共通することといえば

「カットが好き」

というものだったかと思います。

自分としては、

「参加するからには、全て吸収してやる」

そんな想いでした。
それも自腹を切っているのが、効いていたのかもしれないw

セミナーは毎回11時から18時まで、みっちりカットの勉強をします。
長いと感じたことは一度もありません
最初から最後まで、学べることばかりで、集中して取り組めました。

17年美容師をやっていても、まだまだこんなに学べることがあることに
悔しさよりも知的好奇心が爆上がりでした。

このセミナーでは、毎回課題が出されます。

毎月このノートを10体カットして作成する。
これはめちゃくちゃ勉強になりました。
と同時に時間もかかりましたw

毎日、日が変わるぐらいまで店に残って取り組んでいましたが、
そんな日々も、大変だと思うよりも充実感が強く感じられた。

美容師をやってきて、
一番練習した一年だったかもしれません。

アカデミーの講師の方からは
「課題を誰よりも熱心に取り組んだ、吸収力がすごい、その熱意でこれからも頑張ってください」
と嬉しい言葉をいただけたり、
自分でも上手くなっている実感もあった。

こうやって技術を言語化することが、一番の理解になること、
そこまで理解を深めると
人に伝えることも上手くなることも実感できました。

本当に、このセミナーを通して、いろんなことを体験することができました。
副産物としては、自信が高まったことです。

自分の知識や技術はもちろん、取り組む姿勢や感じることは、トップクラスでも通用する。
そう思うことができたことが、
「学校をつくる」という壮大な夢を持つことにも繋がったのかもしれません。


そんな充実した一年を過ごし
熱心に教えていただいた講師の方、一緒に頑張ったクラスの方々への
感謝はもちろんなのですが、
もう一つ大きな感謝を得ることができました。

それは、

お客さまへの感謝です。

もちろんそれまでなかったわけではありません。
しかし、感謝の度合いが変わりました。

時間をかけ、必死で身につけた技術は、お客様があってこそ

この技術をお客様に提供し、お客様が喜んでくれることに
僕は今までより、遥かに大きな喜びを得ることができました。

「努力をした度合いで、返ってくる喜びの度合いは変わる」

そんなことを感じました。

おそらく、惰性でやるような仕事では、
とても感じることができなかった感覚だと僕は思います。

それに気がつけたことが、この一年での大きな成果です。
一年という期間を集中的に取り組んだことも、
理由の一つかなのかもしれません。

形になるまで、
必死に努力すれば必ず自分に返ってくる。
頑張った分は形に変えるまでやれば返ってくる。

走り始めたら、
ゴールまで走り切ることで、
成果を出すことで

苦労してかけた時間は、

最高の体験に変わる



この体験は、
美容師をこれまで続けたことで得たもの
この会社でやり続けたことで得たこと

これまでの全ての過去に感謝です。。。


だからこそ、
これからもそんな体験を増やしていきたい。

周りにある縁を大切にしていこうと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

目標は学校を作ること人を活かす学校を作りたいです。最近はいろんな人とコミュニケーションが取れる方法を考えています。何かこれから生きる人に残せるモノを作りたいと思っています。