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#10 OM-5をお迎えしました
2台目のカメラもマイクロフォーサーズ(MFT)にした理由
ほぼ全ての人類がデジカメといえば「フルサイズセンサー搭載機」という風潮の中(注:個人的見解です)、フルサイズ機からMFT機のOM SYSTEM OM-1に乗り換えたことは#3で述べた通りです。その後、超広角やマクロ以外は一通りのレンズが揃い、もはやポンコツ写真の量産を機材のせいにできなくなりました。
MFT機の魅力は、センサーサイズが小さいことに起因する、レンズを装着した状態でのコンパクトかつ軽量なシステムにあります。ちょっとしたお出かけや散歩中のスナップが中心である私の撮影スタイルにおいて、小型・軽量は立派な「性能」といえるでしょう。
一時期フルサイズ機と共生していたときは、OM-1の使用頻度が圧倒的に多くなり、MFT用のレンズ購入資金としてフルサイズ機はトレードインされ、我が家の防湿庫から絶滅しました。そのときに導入したレンズには、シルバーボディが超絶かわいいちびっこレンズのM.ZUIKO 17mm F1.8や、描写性能はプロスペックを維持しつつ、一部機能を省略して小型・軽量化したM.ZUIKO 20mm F1.4といった単焦点レンズも含まれます。
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このレンズは黒色も選べますが、黒カメラにシルバーレンズの組み合わせがお気に入り
人間は欲深き生き物
いわゆる大三元と呼ばれる開放F値が2.8の明るいプロ仕様のズームレンズを装着した他社のフラッグシップカメラと、同じF値であるMFT用のプロ仕様ズームレンズを装着したOM-1を比較すると、後者はかなりちっちゃいです。
プロ仕様のズームレンズよりさらに小型・軽量の単焦点レンズをOM-1に装着すると、圧倒的に取り回しがよくなります。にもかかわらず「OM-1がでっかく重い」と感じるときがあります。
人間は楽ちんに慣れると、もっと楽ちんを求める欲にまみれた生き物なのです…(私だけですか?)
同じ大きさ・重さのカメラなのに、それが違うと感じるとき
ふだん目的もなくフラフラとお散歩という名の徘徊をしながらスナップ撮影をするときのOM-1のサイズは気になりません。ある程度荷物がかさ張るプライベートの旅行でも、標準域か高倍率のズームレンズ一本とOM-1の組み合わせは最強だと思います。しかし、その感覚が変わるのは出張のときです。素敵な景色を目にしたときにカメラがないと後悔しそうなので、出張先にはカメラも持参します(スマホの写真は物足りなくて…)。出張先で仕事が終わり、翌日休みを取って延泊するときに、OM-1が大きく重いと感じるのです。
そう感じさせるのはなぜ?
私の仕事は世界を股にかけないので、出張は国内で1泊か2泊のパターンが多いです。プライベートの休みをくっつけて合計2~3泊、過去には4泊もあったかな?
目的地への移動やプライベートの自由時間を考えると、極力荷物は減らしたいのですが、ノートPCや仕事の資料、充電器などのガジェット、日数分の着替え、その他小物類などをキャリーケースやバッグに詰め込みます。2泊程度でキャリーケースとリュックタイプ、リュックタイプの代わりにトートバッグになることもあります。こういうとき、カメラ専用バッグは他の荷物を入れにくいためあまり出番はなく、リュックかトートに詰め込むのですが、仕事が終わるまでの間、出番のないバッグの中のカメラは、鉄アレイや文鎮と化すのです。また、自由行動中に荷物を預けられないとき、今度は役目を終えたノートPCや仕事の書類が、私を地面に抑え込みにかかります。
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より小さく軽いカメラが欲しくなった
出張を例にしましたが、仮にサブ機として小型のカメラがあれば、日ごろ使っている仕事用のバッグに忍ばせておき、通勤で出会う道端の小さな花や暮れ行く空などをパチリとできるので、精神衛生上よいのではないかと思うようになりました。
本当はPEN E-P7を狙っていた
カタログやネットのレビューなどを参考に、低予算で身の丈に合ったカメラを調べていると、OM SYSTEMのPEN E-P7がけっこうオシャレで、生活スタイルにピッタリだと思うようになりました。その間「フジフイルム X100Ⅵ」が発売されましたが、従来モデルより異常に値上がりしたため候補から外れました。かなり興味深いカメラですが高嶺の花となり、余程のことがない限り購入することはないでしょう(資金に余裕のある方は買うべきカメラだと思います)。
閑話休題、PEN E-P7は発売され3年ほど経つものの、リーズナブルな価格と、大型家電量販店で実機に触れてみて、スナップをパチパチ撮るには十分な機能を兼ね備えており、購入一歩手前まで心を決めていました。しかし、悩んでいるうちにメーカーの商品供給が追い付かず、注文受付が停止になってしまいました。他のメーカーでも一部のカメラで同様のことが起こっており、在庫を抱えないための措置なのか、サプライチェーンの問題なのか、よくわかりませんが、いつ注文が再開するのか見通しが立たないため、予算オーバーでしたがOM-5に白羽の矢が立ったのです。
終わりに
これからぼちぼち使っていきますが、発売から1年半ほど経過しており、他の方が詳しいレビューをアップしておられますので、このカメラにご興味のある方はそちらをご覧ください。
いつか良さげな写真が撮れれば、こちらでもアップしてみようと思います。
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