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交換日記 わたしと双葉ちゃん

交換日記、初の記事。

長年お友達でいてくれている双葉ちゃんと、noteを利用して交換日記をはじめることにした。



お互い文章を書くことが好きなわたしたちだけど、忙しい毎日に追われなかなかじっくりと机に向かうことができない。
なんとなく期限を決めて書くことをしたいね、ということからこの交換日記をはじめることになった。
自分1人だとどうしても書く理由がなく、更新の間隔が空いてしまう。
書くことは筋トレでマラソンだから、続けた分だけ書くことが好きになれるし、書くための筋肉が育っていくと私は思っている。書く理由ができるのは本当にありがたい。

そしてなにより、大事な友達である双葉ちゃんへの手紙のように書いていくのは、それだけで言葉を書くモチベーションになる。絶対に1人は読んでくれるってわかっているからね。

余談だが、私たちは普段本名で呼び合っているので「双葉ちゃん」と呼ぶのは慣れない。しかしわたしのことを「マルチェちゃん」と呼ぶのはもっと慣れないだろうな。誰かに呼ばれると思って付けた名前じゃなかったから……


今日の日記を書こうかなとも思ったけど、一発目だし…双葉ちゃんとわたしがどんな関係かを、わたしの目線から書きたいと思う。

わたしたちは最初の出会いは、文章からだった。
確か小学6年生の時、好きなアーティストのファンサイトの掲示板で出会った。2007年とかかな。
その掲示板は、いわゆる短い言葉を交わす感じではなくて、今思うと結構noteに近いツールだったと思う。
そこにいる人たちは、曲やライブの感想を「記事」と呼べるくらいかなり長々と書いていて、そこにコメントをしてコミュニケーションを取るシステム。
そのアーティストにまつわることだけじゃなくて、プライベートなことについても書いている人が多かった。友人との仲違いのことや、介護についてなど。いまでも覚えている。
今思い出しても、その掲示板の人たちのネットリテラシーは完璧だった。優しく思いやりのある言葉が交わされていた。

学校にそのアーティストについて話せる友達がいなくて、わたしもその掲示板で例に漏れず長々と文章を書き、コミュニケーションを取るようになった。そんな時に出会ったのが双葉ちゃんだった。

双葉ちゃんの文章はその頃から洗練されていて。とても同い年とは思えなかったけど、実際同い年で。笑
語彙力が豊富な双葉ちゃんが書く、わたしの好きなアーティストについての文章がとても好きだった。あの声を、この歌詞を、あの景色を、こんなふうに表現できるのかと、驚いた。

素敵なものを、人の心を通して表現されるともっともっと素敵になるんだ、と初めて知ったときだと思う。
同い年だったっていうのはあるけど、絶対それだけじゃなく、私たちはすごく仲良しになった。

そこから文通したりYahooメールを交わしたり(かわいい)、たまに電話したり、高校生の時はちょっと疎遠になったりもしたけれど、
わたしの心の中にはいつも"同い年の双葉ちゃん"がいた。震災の時とか、卒業式の時とか、就活や受験の時。勝手にどうしているかなと思い出し、勝手に一緒に頑張っていた。

それから、わたしが進学を機に上京してからは頻繁に会う仲になった。月に一度くらい、一緒にご飯を食べて散歩をする。ずっとずっと喋っている。この時間が本当に自分にとって大切だ。

彼女とわたしは違う仕事をしているけど、なにを大切に働いているかとか、人や世界を見つめる眼差しとかが結構近くて、それが本当にありがたい。

毎日を生きる中で受けた理不尽な辛いこととか苦しいことを、安心して開示できる。
それが直接的に自分が受けたものじゃなかったとしても辛い気持ちになってしまったとき、彼女ならわかってくれるだろうと思える。
例えば実際に会えなくても、話を聞いてもらわなくても、その存在に毎日の中で何度も救われている。
彼女もきっと、この世界で一緒に戦っているんだろうと、当たり前に思える。いい世界にしたいね、と見つめている方向が同じ仲間が心のそばにいてくれているのは何よりの力になる。

そんな存在の双葉ちゃんと、この場所で、私たちの言葉で気持ちを分け合うことができるのすごく嬉しい。新しい挑戦を一緒にできる友達がいるのはワクワクする。

短くてもなんでも続けられるようにぼちぼちやっていきますね。双葉ちゃんの文章もとても楽しみ。


今日の一曲

いつか君に追い風が/馬場俊英


疲れていたはずなのに何も言わずに
笑って手を振った君のこと
ずっと友達と呼ばせてほしい
心の暗闇に入れてほしい
君を愛している人がいる

わたしも双葉ちゃんも大好きな曲。

"心の暗闇に入れてほしい"
人への愛を表現することば、あなたのことを想っているよという言葉の最上級の表現な気がする。

先日ライブで聴いて涙が止まらなかった。
暗闇も明るさも一緒に分けあいたい。わたしはそういう気持ちでわたしの友人たちを愛しているな、と思った。

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