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低価格・低賃金 旅行したい国NO,1

日本に帰国してからもうすぐ丸4年が経ち、2023年に5年目がスタートします。
田舎暮らしやDIYとは関係ない話ですが帰国してからずっと思っていた日本経済について。

安すぎる販売価格と生活不可能な低賃金。

私は大きな勘違いをしていました。日本は世界の中でも裕福な国で、生活も豊かで技術も発展している国だと。

オーストラリアにワーホリが決まった頃私の中でのオーストラリアは物価は高いイメージ。買い物するとき気を付けなきゃなんて思っていましたがそんな事はなかった。
オーストラリアの物価が高く感じるのは「娯楽費」
スーパーマーケットの値段は日本と変わらない。なんなら内容量が多い分日本より安いものだって沢山ある。生活に必要な生活必需品はちゃんと手が届く価格で売られていて生活に困ることは無かった。
ただ娯楽費は別。これは高いというより適正価格。
家で作れば1人前1ドルで作れそうなパスタが外食すると25ドルする。
当たり前だ。食材費、人件費、場所代、サービス代など、家で食べるパスタとは全然違う。
他にも娯楽施設などはちゃんと適正価格を払って遊ぶシステムが出来ている。お給料も適正で日曜、祝日は2.5倍で払われたりする。当時だと自給4500円の計算になる。

つまり質素に生活していればお金は貯まっていく一方で娯楽に適正価格を払うことで「普通の生活」になる。

私はこの値段設定が正しいと思っている。
貯金したければ必要最低限で暮らせばいいし、ちゃんと娯楽費を払ったってマイナスになる事はない。

日本でのフリーターはバイトだけじゃ必要最低限ギリギリのお給料しか貰えない事を思い出した。
オーストラリアで週5、1日8時間働いていた時の月収は約3360ドル。(1ドル100円計算すると単純に33万6000円。)正社員でもなく、資格もなくただのアルバイト。外国人の税金を払ってもこれぐらいはもらえる。
帰国後自給1000円のバイトをしていたので同じ計算をすると16万円。
(確か16万ぐらいのお給料から色々引かれて、え?こんなんオーストラリアの10日分のお給料じゃんw と思ったのを覚えています)
1人暮らし出来る?出来ても娯楽や貯金に回すお金なんてない。一体どうやって生計をたてろと?結果、安い物が売れるので安く沢山売れるものを生産する。悪循環。

私たちは飲食業(Food truck YURAGI)を始めたので大体の原価がわかりますが、牛丼380円?どうして?(今は380円じゃない?笑)牛肉でしょ?あんなにたっぷり乗って、お米もあって、輸送費に人件費に家賃にって考えたら380円な訳ない。そんな商品が沢山ある。日本は物価が安くて賃金も安い国になった。

今月オーストラリアに行った友達から「家が見つからないんだけどなんか情報ない?」と連絡が来たので私が前に住んでいた家のオーナーに連絡したら1週間後に1部屋空くよとのことで友達に連絡!
「レント(家賃)が高くなってて、360ドルなの。」とオーナーから。私たちがいたころは確か230ドルぐらいだったので友達に伝えると
「安い!400ドル切る部屋なんてなかなかないよ!!」と興奮気味。(ビーチサイドのカップルルーム)
オーストラリアでは物価もお給料も私たちが居たころとは変わっていて、日本は・・・全然変わってない。現状維持は退化だとよく聞くけど、日本はしっかり退化している。

オーストラリアのワーホリ2年が終わって東南アジアで貧乏旅をしたことがあります。
「東南アジア=物価が安い」のイメージをなぜか持っていて少ないお金で長期滞在ができて、きっとどこも田舎で物価も安くてインフラも整っていないだろうなんてすごく失礼な考えでいましたが、旅をしてびっくり。
確かにある。舗装されていない道、心配になるようなローカルフード。
でもWI-FIは大体の場所で使えたし、バスや宿の予約もネット完結。
かわいい!と思って買ったジャケットは2万円。オシャレなマーケットではハンドメイドのバッグが3000円~売られている。日本と何の変わりもない値段設定だった。
私たちが日本人だと聞くと、ローカルの方から
「昔は憧れていた。今は過酷な労働環境で死ぬ人も出ている」と、憧れは遠い昔の話。
SAMSUNGの看板が光っている横で日本電気メーカーの看板が傾いて落ちている。時代は変わった。

年号ばかりコロコロ変わっても日本は変わらない。
無くしちゃいけない大切なものもあるけど、進まなきゃ行けない事もある。

コロナが落ち着いて行きたい国ナンバー1に日本が選ばれた。
理由:安全で綺麗で物価が安いから。

憧れの日本はいつからか昔話になったみたい。

なんだかマイナスな文字ばかりが並んだ記事になってしまったけどきっと誰もが思っている事。ここから日本の巻き返しはあるのか!!!!笑

そして今、私は無職で冬に向けての用意をしています。
国内留学という言葉ができるほど海外の方が多く滞在するエリアでのキッチンカーの出店が決まったのでメニューなど考えています。販売価格はどうしようか?
次の記事で書いてみようかな。

新しい挑戦はいつも楽しい!
今年の冬はどんな生活になるのか!
OPENまであと2週間!頑張るぞ!

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