ボランティアで全盲の人を案内した
それは、にいがた食の陣というイベントでの出来事。
そもそもにいがた食の陣ってなんやねん。ていう人は下のリンクからどうぞ。
https://www.shokuno-jin.com
大学生と高校生がボランティアで、使用後のテーブルを拭いたり、ゴミを集めて処理する等の仕事内容だった。
昼間はモール内で移動が困難になるくらいの賑わいだった。
そのボランティア活動での、僕の活動は使い捨て食器、生ごみ等の分別、満杯のゴミ袋を運ぶ、モール内へ入る人々の集計だ。
次々と満杯になるゴミ袋をせかせかと、指定のところまで運んでいた。
運び終えて元に戻るとまた、ゴミでいっぱいのゴミ袋が待ってるから、結構な運動量だった。
久しぶりにこんなに動いたなぁ…(ランニング等なしでこんなのを出すのは滅多にない)
でも、こんなに動くと気持ちいいですよね。
お手伝いが必要な人は突然やってくる。
さぁ、土曜日の3時手前、白い杖を地面にコンコンと軽く叩きながら、滑らせているお兄さんがやってきた。
あの白い杖、「白杖」《はくじょう》っていうのですね。
英語だと“White cane”というらしいです。
へぇ〜😲
この時、自分は「行かなきゃ」って謎の使命感を感じて、そのお兄さんのところまで行きました。
「お手伝い必要ですか。」
お兄さんは、仲間にお見上げとして、買いに来たのだそう。
このイベントはチケット制で現金からチケットを購入し、買いたい商品とチケットを引き替える仕組みだ。
まず、チケットを買えるところまで案内じゃなくて一緒に行ったのだ。
人に案内してもらうときは案内人の左肩につかまって一緒に行ってもらう必要があるようだ。
ゴミの分別の仕事も落ち着いてたし、やむを得ないので、もちろん承諾した。
放っておくわけにはいかない。
チケットの購入の仕方の表の内容を読み上げて、おぼつかない僕だったがなんとかチケットを購入できた。
お目当ての屋台まで移動!
といきたいところだが、気になる屋台を発見。そこで甘酒と玉こんにゃく(確か)を購入!安全に食事できるところまで移動。
雑談を交えながら、彼は甘酒を飲み始めた。
人の食事してるところを見るべきではないと思いながらも、「いい飲みっぷりだなぁ☺️」どうしても見てしまった.…
「高1なの!?もっと大人かと思った〜!🤯」
「よく言われます😙(笑)」
話も盛り上がって本当にいい人だったなぁ…
お目当ての一つの屋台まで行ったが、すでに完売で屋台が締まっていた。
他に良さそうな屋台まで読み上げをしながら歩いていると、人が混んできた。
混み始めると二人横に広がることができないので、縦に並んで裾を掴んでもらいました。(あっこれも彼に教えてくれました。)
人がある程度少なくなって元に戻ったその時、通行人にぶつけてしまった。
怪我等はなかった。
彼はすぐに謝ったが、案内してる自分自身が責任があると感じて謝ろうとしたが既に通行人は去ってしまった。やってしまった…
しばらくして、良さげな屋台を見つけた。
とある、和牛串屋さんだった。自分も一本くらい買えばよかった…
注文の仕方として、和牛串を人数分注文するのだが、お持ち帰りのトレー1つにつき1本入れてもらうということ。
店員さんもすぐに受け入れてくれた。
こうすることで、人数分購入していることが分かるんだよ〜😄と教えてくれた。
なるほど〜。
そして、モールの出入り口まで移動した。教えてくれた案内の仕方を自分でうまく使い分けて、人が混み初めてきたら縦に並んでもらう。盛りすぎかもしれないけど、もう慣れたような感じだった。
無事、到着。助かりました!って言ってもらってどこか寂しい感じがした。
こんなところに書いても、その人に届くわけがないのは分かってるけど、「あの時のご案内どうでしたか。」って聞きたい。
バリアフリーに終わりはない?
そして、僕自身、半盲症と緑内障という目の病気を持っている。
といっても、今は生活に支障はないし自覚しているわけでもない。
だけど、今後、目の見え方が変わるのかもしれない。
あのお兄さんのように、自分の目の代わりになってもらう側になるかもしれない。
今日、確かに障害を持つ人々が過ごしやすくなりつつあります。段差を越えられない人のためにスロープがあって、耳が聞こえにくい人のために筆談があって、目が見えにくい人のために情報を音でお知らせするものがあって…
でも、その設備があるところとないところがあったり、そもそも、僕たちはどう接すれば良いかもよく分からない。健常者もそうでない人も今の問題点いついて考える必要があるのかなと考えさせられました。
まずは興味のあるところから調べるといいのかな?
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