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アクセシビリティ対応しているアプリ5選

株式会社アジケでUIデザイナーをしているやまもとです。

先月アクセシビリティの記事を投稿した通り、最近はもっぱらアクセシビリティを考えている私ですが、そのお陰?で自分が普段使用しているアプリやサービスにアクセシビリティ対応がされていると、お!っと気が付くことができています。

今回は最近私が発見したアクセシビリティを取り入れているアプリ5選を書いていきたいと思います。

Instagram

インスタグラムは代替えテキストを設定することができます。

代替えテキストは、スクリーンリーダーなどを用いているユーザーや、通信環境が悪く画像を表示できない場合などでもコンテンツを適切に提供するために設定します。

なので、障がいの有無に関わらず全ての人に対しての配慮となっています。

Instagram

WCAG2.1では「達成基準 1.1.1 非テキストコンテンツを理解する」の項目が当てはまります。

いち早く代替えテキストを取り入れているインスタ…さすがだなと思っていましたが、何と取り入れたのは2018年だそう。4年前からあったの…!?と驚愕しています。
私も最近アクセシビリティに触れて「おお!代替えテキスト設定できるんだ!」と気づいたので、一般的なユーザーに認識してもらうのは、まだまだ先になのかもと思いました。

また海外カルチャー好きのメンバーに教えてもらったのですが、海外では頭に「ID:」を付けて画像の説明をする方法もあるみたいです!

IDを使用する方法

一般ユーザーが意識的にIDを使って、説明しているので海外は考え方がとても進んでいると感じました。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

Twitter

ツイッターは色のコントラスト比を高めたり、動きを制限するなどの設定ができます。

コントラスト比と動きの制御はロービジョンユーザーや知覚能力の低いユーザーに向けての配慮と考えられます。

Twitter

WCAG2.1では「達成基準 1.4.3 コントラスト (最低限)を理解する」の項目が当てはまります。

試しにコントラスト比を設定したところ、サブ的なテキストの色が濃くなって「あ、普通に見やすい。」と感じました。

コントラスト比は一般的にロービジョン向けの配慮となっていますが、健常者にも十分な効果があるので、こっちの方が見やすいから設定しとこ、くらいの感覚でもいい気がしました。
もう一つの動きの設定もしてみましたが、今のところ実感はないです…笑

Slack

スラックはワークスペースの色を色弱ユーザー(P型、D型、T型)の見え方に合わせて設定できます。

Slack

コントラスト比の設定は他のアプリでも見かけますが、色弱ユーザーに向けた配慮はスラックにしかありませんでした。

ピンポイントではありますが、カラー設定にいい選択肢があると感じました。
スラックは他にも、文字サイズやスクリーンリーダー、フォーカスなど様々なアクセシビリティ設定ができるようです。

PayPay・Yahoo Japan

ペイペイとヤフージャパンではどちらも文字サイズをアプリ内で設定できます。
ロービジョンや高齢者に向けた配慮で、支援技術なしで200%まで拡大できる必要があります。
拡大したときに、要素が被ったり、表示が崩れてしまったりしないことが重要です。

PayPay Yahoo Japan!

WCAG2.1では「達成基準 1.4.4 テキストのサイズ変更を理解する」の項目が当てはまります。

これは見たことある人も非常に多いと思います。
文字サイズの設定はアクセシビリティ対応の中でも最も取り入れやすい項目であると感じました。

iOS

アプリではないですが、iphoneとAndroidではトグルスイッチにアイコン(印またはマーク)を任意で設定することができます。
最近Human interface guidelineとmaterial guidelineがアップデートされたときに追加された内容です。

これは色だけに頼った表現をしないという点で、追加された項目であると考えており、ロービジョンユーザーへの配慮となっています。
(今回はiOSのみの紹介とさせていただきます🙏)

iOS

WCAG2.1では「達成基準 1.3.3 感覚的な特徴を理解する」の項目が当てはまります。

「○」がOFFで「|」がONなの?と日本人は全然馴染みがないですが、私は試しに今この設定ありで使用しています!

使用している感想として、私は色が知覚できるのでアイコンの有無は正直どっちでもいいかなと感じています。

ただロービジョンユーザーの中にはモノトーンで見えている方や色が反転して見える方もいるので、そういった方たちにとっては色と形を組み合わせた表現がわかりやすいと思いました。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
SNS系は取り入れるのが早く流石だなぁと感じましたが、
逆にショッピング系のアプリや連絡ツールのLINEはアクセシビリティ設定がまだありませんでした。(端末の設定で十分なのかな🤔?)
この調子でアプリにはアクセシビリティ設定が必ずある状態になるといいなと思いました。
是非、皆さんがアプリで見つけたアクセシビリティ設定を教えてください!


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