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”ツール”と本質

こんにちは。
ツールと言われたら、どんなイメージを持ちますか?
工具箱のイメージだったり、マイナスドライバー、プラスドライバーのイメージだったりするでしょうか。
私は”ツール”という意味が、気づかないうちに狭義になっているのではないかと思うことがありました。

資格学習や英語学習なども、”ツール”ではないでしょうか?
資格取得を目的にする社会人の方は、肌感覚的には多くないと思っていまして、何か将来的に〜をするために、資格を取得されているのではないでしょうか?
そのことについて書きます。

今日は、前回の凄腕経営コンサルタントの”ドラッカーと会計の話をしよう”を読んだこともあって、
以前に読んで、当時は全く理解できずに本棚にシマッタ書籍があったので、
それを引っ張り出してきて、読んでみています。

こちらの書籍。
その中で、マネジメントの本質を問いかける話をされているのですが、
この書籍を紹介するのは、また別の機会にします。

冒頭いくらかを読みながら、資格学習をしていることも、また”ツール”だなと痛感したのです。

そして、先に痛感して、そして先にブログを書き進め、ブログタイトルも先に書いていたんですが、続きを改めて読み進めていたら、相応しい
言葉が文章があり、驚きました!

”さらに基本的なこととして、成果すなわち仕事からのアウトプットを中心に考えなければならない。技能や知識など仕事へのインプットからスタートしてはならない。それらは道具にすぎない。いかなる道具を、いつ何のために使うかは、アウトプットによって規定される。”

[エッセンシャル版]マネジメント基本と原則,P.F.ドラッカー,上田惇夫訳,p62


何か、コツコツと学習されている方も多いと思われます。Twitter(X)において、学習をされている方が多いのを拝見していますので。

学習していますが、結局のところ何のために学習しているのか。
そのときに、資格学習というのは 〜するため という目的があって、なされていて、
私の場合は、簿記3級は財務諸表を最低限読み取れるようになり、
運用力に変えていくことを考えています。
仕事を本質的に進めるときに、”ツール(この場合は簿記3級資格レベルの知識)”がどうしても必要になるから
だから、取り組んだわけでした。
”ツール”先行ではありませんでした。

人によっては、一見すると資格・スキル取得が先行しているように見える方もいるかもしれません。例えば簿記でしたら2級まで取得すれば、
それが、転職で有利になるというところがあるかと思いますし、
転職で、良いJobを取得を手にいれるための目的があっての
スキル取得ですから、それも大切な目的です。
転職活動をされる場合には、転職活動で資格以外に、大事になる
本質的な部分も考えながら、取り組んでおられるかと思いますし、その部分を磨かれるのであれば、アウトプットをしながらの”ツール”のインプットということになるのだと思います。

最後に、引用した文章の少し先のところで、ドラッカーが書き綴っている文章を少し、要約して締めくくります。
こちらの文章の少し先の方では、肉体労働者から知的労働者に移行したけれど、肉体労働をしていた時代には、まずアウトプットがありきで、ツールを利用していた。しかし、知的労働にもアウトプットが先で、ツールのインプットが後というのは、当てはまると言っています。
知的労働においては、”ツール”が目に見えない分、より意識しないと
”アウトプット”を大事にすることができないということを話されていました。
仕事の形態が大きく変化し、知的労働者が多い昨今の、この時代において、目に見えない”ツール”を扱う前には、まず何よりも、目に見えない”本質”的なところを、見据えておくことが大事なようです。
改めて、スキルアップを図られる方は、
”本質” をもとに、”ツール”のブラッシュアップをはかられたら、さらなる飛躍がなされるのだと思います。

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