入社1年で4部署を経験して感じた事

初めまして!塚本です。Azoopで営業をしています。冒頭からタイトルの結論ですが、新しい事を経験できる楽しさと、成長実感を得られた1年でした。とってもありきたりな表現ですね(笑)。この結論を深堀していく事で、【アズープで経験した事】【アズープってどんな会社?】【スタートアップで働くって?】こんな内容を伝える事ができればと思います。私自身が今年、29歳になるので、スタートアップを目指す若手の方の参考になればと思います。

1.そもそもなぜ入社したのか


当社に入社前はホンダ系列の自動車部品会社で営業をしていました。営業と言っても、自動車部品の営業は客先へ出るより、社内調整が多く、社内営業をしている様なイメージ。社内ではプチ半沢直樹が繰り広げられている、良くも悪くも古い会社です(笑)。プチ半沢直樹状態での社内営業は心が折れる事も多いですが、仕事にも慣れてきた3年目、4年目。入社前は安定を求めて選んだ自動車系の会社ですが、本当にこのままの自分でいいのか?と自問自答をする様になりました。実際に会社自体は非常に安定していましたが、会社が安定している事が、今後の自分の安定と捉えていいのか、と疑問を感じる様になったからです。

自分なりに考えた事は、どこの企業でも通用するスキルを持つ事が、自分にとっての安定に繋がるのでは?という事です。この考え方の変化により、20代であれば失敗してもどうにかなる!とポジティブに転職を決意しました。当時の転職の軸は、

1)営業としてのスキルアップ
2)幅広い経験ができる事

この2軸になります。この軸が満たせる会社は複数ありますが、その中で、Azoopを選んだ理由は非常に明確で、「レガシー産業を変えていく」ミッションに強く共感をしたから。これは、私自身がレガシーに近い業界にいたからかもしれません。そして、このミッションを本気で実現しようとしているからこそ、やりがいを持って仕事と向き合う事ができます。

2. 失敗した経験 売買事業


入社後初めに経験した事業は、車両の売買事業になります。結果、この事業部から5ヶ月で別部署に異動しているのですが、全く成果出ずという5ヶ月でした。当時の状況を振り返ってみたいと思います。
当時は売買プラットフォームとしての活性化を狙っており、KGIは車両の出品台数、KPIを新規商談件数としていました。KPIを達成するため、テレマの量、質の向上など日々の改善活動を行い、KPIは達成できるようになりました。しかし、KGIの車両の出品台数には達しない状況。なぜ、目標と連動しなかったのか。事業全体を考えることなく点(KPI)だけを見て行動を追っていた為と考えています。要素としては下記3点

1) アタック先が悪かった(企業規模を考慮せずアタックしていた)
2) 新規商談で信頼度を高められていなかった
3) 新規商談後の接点件数を持てていなかった

車両の売買はタイミングキャッチが重要(顧客の都合/タイミングで車両が売却される)そのため、新規商談件数だけでなく、どの企業と商談し、その後どの様なフォローをするか、1~3の要素を常に意識しながら、動く事が重要であったと考えられます。スタートアップ、特に新しい事業の場合は、trial and errorの繰り返しで行動の精度が高まります。
学びとしては、視野を広げた行動の振り返りをする事が重要と言う点です。

3.成長実感を得られた経験 SaaS事業(トラッカーズマネージャー事業)


売買で結果が出ず、部署が異動した訳ですが、結果としてSaaS事業部の営業は現在も続いており、自分の成長実感に繋がっているポイントです。売買事業から、何を変え、なぜ成長実感を得られたか、こちらも振り返ってみたいと思います。
SaaS事業のKGIは受注件数で、KPIは案件化数としています。そして、こちらの事業は完全に新規の事業となる為、モデルとなる営業の動き方はない状況。だからこそ、現状を可視化し、振り返りができる状態を作りました。何を行ったのか。

1) 営業活動の数値化(商談→案件化→受注の数値の振り返り)
2) 顧客状況の可視化(商談後に顧客課題と属性情報を掛け合わせ分析)

ポイントは営業上の数値の全体を数値化し(ファネル化)振り返りをした点になります。案件の獲得手法から、受注(厳密には受注後フォローまで)までの幅広い領域に主体的にコミットし、どうしたら事業が良くなるか、と言う視点で行動と振り返りを行いました。
強い縦割りで組織化されている会社(比較的規模が大きい会社に多い)では、自分の出来る事、やるべき範囲は限定的になりますが、当社SaaS事業での経験は、自らが全体を見る事が求められ、そこに少なからず応えられたと感じています。

私が成長できたと感じる事が出来る大きな要因は、事業全体を考えた行動と振り返りです。この行動と振り返りを徹底すれば(私もまだまだできていないけど)否が応でも成長できると思います。
行動の変化を中心に書きましたが、ここに至るまでのメンタル変化もあったので、少し触れてみたいと思います。

4.入社後~部署異動までのメンタル変化


正直に書くと、入社当初のメンタル状態は最悪でした(笑)。車両売買のプラットフォーム事業と書くと、素敵な響きですが、実際は泥臭い新規営業。テレマでアポが取れない日には心が折れます。この状況のなかで、変化のきっかけになったのが、入社後最初の年末。1年の振り返りの前に、「キャリアは80%が偶然の産物で、偶然をどう必然にするか」、と言う話がありました。(計画的偶発性理論)ここで、現状を変えようとせず、腐っていた自分に気が付くわけです。そもそもスキルアップがしたい、レガシー産業を変えたいと転職したのに腐っている自分。非常に情けない。行動量をひたすらに追う営業は今でも苦手ですが、この年末以降、少なくともできる事はやってみようと、行動が変わりました。(挑戦マインドに変化)

行動を変えた結果、上記(売買事業のパート)した様に思った通りの結果は出ませんでしたが、KPIを愚直に追っていた姿は経営層にも伝わった?のではないかと思っています。ここで重要な点は、自分が与えられた場所が不本意でも何かを得ようと行動や態度を変える事ができるか。これができれば、自然とチャンスも広がると思っています。


5.部署異動後のメンタル変化


その後、タイトルに1年で4部署経験とある様に、Saas事業と並行して、CS(カスタマーサクセス)の立ち上げと、人材紹介事業の立ち上げも行っています。現在も並行して3事業を行っており、業務量は当然増えています。その中でも、様々な経験を前向きに受け入れ、楽しめるメンタルになっている状況です。但し、一定期間の経験を振り返る場合においての感情で、日々の業務では大変な事の方が多いです。このメンタルを支えている要素が2点

1) 意義のある仕事
2) 新規の事業立ち上げ

意義のある仕事と、なぜ感じられるのか。当社が営業する先のメインは運送業界です。まだまだITリテラシも低く、DX化が進んでいない業界。だからこそ、マーケティングだけでは完結しない、直接営業する価値(意義)があると感じる事ができます。私と同じような年代の方は、何のために自分は働いているのだろう?と思ったことがあるのではないでしょうか。(私は1社目で思っていました)転職を考えている会社が、どのような社会課題に対してサービスと提供しているかを、考えてみるといいかもしれません。

新規の事業立ち上げで何を感じられたか。新入社員の様な表現になりますが、まずはやってみる事の大切さです。仮説はもちろん考えますが、基本的には上手くいきません。まずはやってみて、失敗から何を学ぶか。ここが非常に大切。だからこそ、小さな一歩でも上手くいったときは嬉しさも大きいです!!
当社はスタートアップなので、これからもどんどん新規事業が立ち上がっていくと考えられます。失敗する事を受け入れず、失敗したことを振り返られない人はスタートアップには向かないと思います。逆に、この様な状況を受け入れ、楽しめる人には、やりがいも感じられる仕事だと思います。

6.最後に


何かを変えたいと思っている、若手の方!!挑戦を楽しめる方!!まずは、カジュアルにお話ができればと思います!

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