memory's 第32話

memory's 32

秋也：ｽｰ…ﾊﾟｧｰﾝ


洋平：ﾊﾟｧｰﾝ


秋也：ｽｩｰ…ﾊﾟｧｰﾝ！


宗則：ﾎﾟﾝ


〇〇：ﾄﾝ


紗耶：うわ！


武博：はやっ！


洋平：ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…ﾄﾝ


〇〇：ﾀｯﾀｯ！ﾊﾟｧｰﾝ！


宗則：ﾊﾞﾁﾝ！


〇〇：よっしゃ！


浩介：フォローの反応速っ


武博：洋平もよく取ったけど〇〇の予測が上だったか


安斉：1点目からレベル高い

1-0

秋也：ｽｰ…ﾊﾟｧｰﾝ

フォルト！

秋也：ｽｩ…ﾎﾟﾝ


宗則：ｽｰ…ﾊﾟｧｰﾝ


秋也：ﾎﾟｰﾝ


洋平：ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!ﾊﾟｧｰﾝ!


秋也：くっ！ﾊﾟｧｰﾝ！ﾊﾟｼｯ！


洋平：うっしゃあ！ナイス俺！


瑠奈：洋平さすが！


遥香：凄い…


若月：大学でもあのレベルの流し打ちはなかなか見ないな


梅澤：社会人にも勝てるように磨いてましたから

1-1

〇〇：ｽｰ…ﾊﾟｧｰﾝ！


洋平：ほーい


〇〇：ﾎﾟｰﾝ

アウト！

〇〇：ありゃ？


武博：〇〇、洋平のレシーブをドンピシャでローボレーしてるのかよ


浩介：飛びすぎただけですね


裕太：あのステップが凄い…


真司：細かくてブレない、どうやったら出来るんだろう

1-2

〇〇：ｽｰ…ﾊﾟｧｰﾝ


宗則：ﾀｯﾀｯ…ﾊﾟｧﾝ


秋也：ﾊﾟｧｰﾝ


洋平：ﾊﾟｧｰﾝ


秋也：ﾊﾟｧｰﾝ


洋平：ﾎﾟｰﾝ


秋也：ﾎﾟｰﾝ


洋平：ｽﾊﾟｰﾝ


秋也：ﾀﾀｯ！ﾎﾟｺｰﾝ


宗則：あ


洋平：おっと


秋也：ｸﾞｯ


〇〇：ナイス！


紗耶：うわ！凄い！


若月：やるねぇ


梅澤：テクニックの面では高校でも上の方だとは思います


若月：ただ引き出しをそんな早めに出していいのかな？この先それを頭に入れられるぞ？

2-2

秋也：ｽｰ…ﾊﾟｧｰﾝ！


洋平：ﾀﾀｯ！オラッ


〇〇：ﾊﾟｧｰﾝ！


洋平：ウラっ！


〇〇：ﾄﾞﾊﾟｧｰﾝ!


洋平：あら？


〇〇：おし！


遥香：カッコいい…


武博：2発止めるのかよ笑秋也のサーブが緩いのを見逃せなかった洋平だったのに


浩介：俺顔面当てられてから恐怖です…笑あの顔面だし…


瑠奈：顔面？？


紗耶：浩介さん？口は慎んだほうが？


浩介：はい…

ｹﾞｰﾑ！ﾁｪﾝｼﾞｻｲｽﾞ！

瑠奈：あれ？最後どうしたの？


宗則：俺のレシーブミス💢


洋平：本当ムラっ気をこんなところで出すなよ


宗則：悪かったな！


洋平：まぁいいや、んで2ゲーム目は？


宗則：あぁ…


秋也：ふぅ…助かった


〇〇：緩いサーブのサイン出したの俺だったし


紗耶：ドリンク飲んでね？


〇〇：紗耶サンキュー


秋也：連戦の疲れもあるよな


〇〇：でも体力の限界まで出さないと勝てないよな


秋也：洋平さんも宗則さんも絶対1ゲーム目はなにもしてない


〇〇：あんなレシーブミスするのはワザとすぎる


秋也：こっちのレシーブゲーム、しっかりやろう


〇〇：うん、あ、タオル


秋也：さすがに汗かいたしな


遥香：はい、タオル


〇〇：ありがとう〜


遥香：あとこれ


紗耶：ん？


秋也：ん？


〇〇：おーほいほい、よーし！


秋也：へぇ…試合終わったら聞かせて笑


紗耶：私は今聞かせて！


遥香：え？///


若月：青春かな？


梅澤：ですね〜


若月：監督としてはどう思ってるの？笑


梅澤：練習と試合に影響しなければいいです笑


若月：私達の頃とは違うからねー


梅澤：山だけですよモテてたのは


若月：誰よりもモテたよね笑


梅澤：本人は興味なかったようですけどね笑

ｹﾞｰﾑｶｳﾝﾄ0-1

洋平：ｽｰ…ﾄﾞﾊﾟｰﾝ！


秋也：くっ！ﾊﾞﾁｯ


洋平：よし、サンキュー


安斉：はっや


浩介：洋平さん得意ですもんねサーブ


武博：あいつは器用な上にパワーがあるからな


安斉：本当に中学から始めたとは思えない

1-0

洋平：ｽｰ…ﾊﾟｧｰﾝ


〇〇：ｽｩｰ…ﾊﾟｰﾝ！


洋平：ふん！


秋也：ﾊﾟｧｰﾝ！


洋平：オラ！


秋也：ウラっ!ﾊﾟｼｯ！


洋平：うし！


宗則：ナイス！


紗耶：秋也くんのあんな姿初めて見た…


若月：パワーも上がって高校生では敵なしかな？


梅澤：もう少しあの感情的な部分を抑えてくれれば一流なんですけどね〜


若月：社会人でもあのタイプはいるから大丈夫だよ笑


紗耶：ドンマイ秋也くん！


瑠奈：洋平いいよ！ナイス！


浩介：愛の後衛応援合戦笑


武博：紗耶はダダ漏れだよな笑


安斉：賀喜は…まぁ漏れてるけど当の本人は天然だからな…笑

2-0

宗則：ｽｰ…ﾊﾟｧｰﾝ

ﾌｫﾙﾄ!

秋也：ｺｸﾝ


〇〇：ｺｸﾝ


宗則：ｽｰ…ﾄﾝ


秋也：ﾌｯ…ﾄﾝ


宗則：洋平！


洋平：おう！ﾄﾝ


〇〇：あざす！ﾊﾟｧｰﾝ！


遥香：ナイス！


若月：サインプレーも完璧


梅澤：使うタイミングだとは思いますけど見せつけられてる感じもありますね


若月：1年生だしそこは中学の頃とは違う経験をしていけば良いんだよ、焦らずにね

2-1

宗則：ｽｰ…ﾊﾟｧｰﾝ


〇〇：ｸｲｯ…ﾊﾟｧｰﾝ


宗則：ﾀﾀｯ!ﾊﾟｧｰﾝ!よーしラッキー！


〇〇：は？


梅澤：……


若月：化け物だな笑


武博：あいつムラっ気はあるけど一瞬のプレーの集中力は社会人でもなかなかいない


遥香：凄い…


紗耶：宗則さんってやっぱとんでもない人

3-1

洋平：ｽｰ…ﾊﾟｧｰﾝ


秋也：ﾊﾟｺｰﾝ！


洋平：ｳﾗｯ!ﾄﾞﾂｯ!


〇〇：ﾊﾟｺｰﾝ！

アウト！
ゲームチェンジサービス！

〇〇：飛びすぎたー！


秋也：良いレシーブをストレートにあんなカウンターで…


〇〇：改めてわかる強さだよ


秋也：倒しがいは？


〇〇：あるに決まってるでしょ？


秋也：よし、いくぞ、ここからだ


洋平：あいつらをどうやって倒すかな〜コテンパンにするか？？笑


宗則：性格悪いぞ洋平


洋平：うるせぇアホ


宗則：えーん！瑠奈ちゃーんいじめてくるー！


洋平：お前にだけは瑠奈から許されてる


宗則：クソッタレ！


洋平：んで、やるのやらないの？


宗則：あったまってきたからやるよ？


洋平：あーそう


宗則：合わせろよ？


洋平：ああ


瑠奈：え？合わせろ？


武博：あーそうか、瑠奈ちゃんは洋平が主役の試合しか見てないもんね


瑠奈：え？だって…


浩介：本当の天才は宗則さんなんだよ？見てればわかる


瑠奈：え、あ、はい…


俊：でも


浩介：ん？俊何？


俊：天才は1人じゃないかもしれない


安斉：まぁ…もう1人のお調子者も天才かもな


〇〇：どう来ると思う？


秋也：洋平さんが中心に攻めてくるのは変わりないだろうな


〇〇：…いや、宗則さんの空気がベンチで変わった


秋也：これから俺らが戦う相手は本当のインターハイベスト4でU-17の日本代表のペアなんだな？


〇〇：ということだな


秋也：…もういいだろ〇〇


〇〇：ん？


秋也：遠慮はいらないってことだよ


〇〇：遠慮してないよ？


秋也：お前の本気を見たい人がいるんだぞ？


〇〇：誰？


秋也：今ここに居ない人とか俺らの後ろに今居る人とか？


〇〇：…ﾁﾗｯ


遥香：…？


〇〇：1年生だから負けたらOKなんて試合は１つも無いよね？


秋也：そんな気持ちなら辞めるね


〇〇：だよね？さくちゃんに泣かれるかな〜笑


秋也：さくらが見てたらまた目をうるうるさせながら心配してだろうな


〇〇：さくちゃんと同じ目してるよね


秋也：勝つぞ


〇〇：俺もいくか


秋也：俺もやるぞ


〇〇：うし！ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ👏


遥香：頑張れ！


〇〇：👍


若月：ここからかな？


梅澤：ムラっ気全開の2人とパワーの洋平と技術の秋也、どっちも面白いですよ？


若月：なんかムラムラしてくるね〜


梅澤：一応言っておきます、未成年です