高校生の話を聞く!オンライン交流会
日時:2021年5月27日
場所:気仙沼中学校
学年:全学年
概要:オンライン交流会
コーディネーター:加藤・成宮・三浦
気仙沼中学校と気仙沼高校を繋ぐオンライン交流会が実施されました。
昨年度から始まったこの取り組みは、高校生が取り組んでいるプロジェクトを聞き、自身の探究の進め方・発表の仕方に活かすことが目的です。
気仙沼中学校では、全学年が各教室からzoomに接続します。
気仙沼高校からは男女2名の生徒が代表してプロジェクトを発表していただきました。
1人目の発表は、男子高生。
テーマは、『ステルスメイクから学ぶ「自分らしさ」』
ステルスメイクとは、メイクしている感がない自然なメイクのこと。
男性がメイクをすることへの偏見がまだまだ存在すると感じ、男性向けステルスメイク体験会を実施しました。
また、ステルスメイクを通して自分らしさを考え、最初は否定的だった父親にも理解してもらえるようになったと話してくれました。
発表を聞いた後、中学生からは
・実際にどれぐらいの人がメイクをしていますか?
・なぜ始めようと思ったのですか?
と積極的に手が上がり質問が飛び交いまいした。
2人目の発表は、女子高生。
テーマは、『在宅で看取りやすい社会を創るには』
祖母との経験から、高校生でも手伝える介護に目をつけ、介護予防体操を広める活動について発表していただきました。
発表後も
・介護予防体操ってどんなものですか?
・ヤングケアラーについてどう考えていますか?
など、他にも多く質問が上がり、それに対して一つ一つ丁寧に自分の想いを語ってくれました。
2名の高校生がハキハキと抑揚をつけてとても分かりやすく話をしてくれたため、中学生も一生懸命メモを取りながら聞いていました。
高校生の企画力・実行力・表現力に衝撃を受けた様子でしたが、一番は先生方が大変刺激を受けた様子でした。
「数年後、発表してくれた2人のように成長させられるだろうか・・」
そんな声も聞こえてきました。
私は、生徒を成長させるのは学校の先生の役割だけではないと考えています。
先生方には探究学習コーディネーターをはじめ、地域や外部の人材を活用していくという視点も持って頂ければと思います。
中高の繋がり、大人との繋がり、地域との繋がりと、輪を広げていけると嬉しいです。
今回は気仙沼高校とオンラインで繋ぐことで新しい発見が得られましたが、市内の高校生を対象とした「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD」というイベントも毎年冬に開催されています。
高校生の活躍の場も、中学生の学びの機会として活用ください。
高校生のお2人、今回はありがとうございました!
学生の皆さんの今後がとても楽しみです!
(文・気仙沼市探究学習コーディネーター 三浦亜美)
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