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「1分で話せ」シンプルに伝える技術

今日は伝える技術について学びました。
どうしたら伝わるのか、相手の状況を理解することが大事です。

6つの要点で整理します。


①そもそも相手は話を聞いていないから1分で伝える

自分がプレゼンやスピーチを行う時には必ず相手がいます。
その相手は、全員がしっかり自分の話を聞いてくれているでしょうか?

お金を払ったうえで私の話を聞きに来てくれた人は、しっかり聞いてくれるかもしれませんが、社内へのプレゼン等は「早く終わんないかな」「つまらないな」と考えているかもしれません。

そうした相手にもプレゼンしなければならないため、端的に、聞いてくれる確率が高い1分で自分の伝えたいことを伝えましょう。


②伝える目的は「相手を動かすため」

プレゼンや会議での発言、日常でいえば会話でもそうですが、話をする「目的」はなんでしょう?

プレゼンによって「相手を動かしたい」「動いてもらいたい」が目的ではないでしょうか。

「何のためにプレゼンをするのか」
「誰に何をどうしてもらいたいのか」
自分が望むゴールを明確にしなければ、相手に伝えることはもちろん、相手に伝える意味もなくなってしまいます。

相手に伝える大前提として「相手を動かす」という目的を忘れないようにしましょう。


③伝え方の基本は「誰に」と「ゴールはどこか」

相手を動かすために重要なことは「相手が誰か」「ゴールは何か」を考えることです。

プレゼンにおいて「相手は誰か」をイメージできていると、相手の心に響く伝え方になります。
どの立場の人か?どんなことに興味があるのか?を具体的にイメージできると相手の心に響くようになります。

相手をイメージできたら、次に「ゴールは何か」を考えます。
相手が賛成してくれたらOKなのか
相手に動いてもらう必要があるのか

自分のスピーチで何をしてもらいたいのか、どこまでやってもらうのかを決めておきましょう。


④ピラミッドでロジカルなストーリー構成で伝える

「ピラミッド」は、「ピラミッドストラクチャー」のことで、ロジカルに伝える方法のことです。
結論が頂点となり、その下に根拠を繋げてピラミッド状にしていくイメージです。

たとえば、「〇〇さんと仕事がしたい!」という結論があります。
その根拠・理由は2つあり、「〇〇さんは戦略を立てることに長けているから」「〇〇さんは気兼ねなく相談しあえる仲だから」

のような形で、結論を先に述べて根拠を挙げていくことで、ロジカルに伝えることができます。


⑤ピラミッドで伝える秘儀「例え」

人間はロジカルだけでは納得ができないことが多いです。

ロジカルな伝え方は「左脳」に刺激を与えますが、「右脳」にも刺激を与えることで納得してもらいやすくなると言われています。

そこで、「右脳」に刺激を与える「例え」がロジカルにプラスして必要となります。

「例え」とは、相手にイメージを描いてもらうことです。

まずは結論を述べ、根拠を伝える。
その後、その根拠を補足する「例え」を提示することで、相手は鮮明にイメージすることができ納得に繋がるという仕組みです。


⑥動いてもらうには「超一言」が必要

「超一言」というのは、自分の一番伝えたいことを「一言」のキーワードで表すことです。

その一言で印章に残りやすく、プレゼン全体を表現するようなキーワードになったら最高です。


◆まとめ

今回は簡潔に伝える方法を学びました。
要点をまとめます。

①相手は、話を聞いていないことを理解しましょう
②伝える目的は「相手を動かすこと」にあります
③伝える相手、伝えた後のゴールを考えることが重要です
④結論から話、根拠、そして例えを活用して伝えましょう
⑤相手にプレゼンのイメージを残す「超一言」を使いましょう

最近、22卒採用で学生の前で短いスピーチをするのですが、もっと上手く、簡潔に伝えられないかと悩んだことから、短時間で伝える方法を学びました。

場面はいくらでもあります。
「何か話さなきゃ!」という時、構成に取り入れてみてください。


▼参考
1分で話せ
伊藤 羊一 (著)

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