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人が増えるほどカルチャーは濃くなる?

人が増えればカルチャーは薄まると思っていた

人が増えるほどカルチャーは濃くなる
なんてことは普通は起きえないと思っていた。

これを書いている今も思っている。

とくに意図せずいれば、人の多様さの分だけ、カルチャーというものは薄く、ぼんやりしたものになっていくのが自然だと思う。

ただ、ある条件をプラスしている組織は「人が増えるほどカルチャーが濃くなるのかも」と感じる場面に出会った。

振り返りの中で出てきた問い

出会った場所は2022年4月に東京都世田谷区に開校した、ヒロックというオルタナティブスクール。

一日見学させていただいた後に、「シェルパ」と呼ばれる、お子さんたちの学習のサポーターをされる方と一緒に、お子さんとの関わり方の振り返りをしていた時のことだ。

振り返りの中で、「あの時、◯◯という関わり方をしても良かったかもしれないね」という話が出てきた。

きっとこうした対話は3月末までもこの教室で何回もされてきた話だったとは思う。

ただ、今年の4月に新たなお子さん・シェルパさんが加わったことで、お子さんとシェルパさんのコミュニケーションにも多様さが増し、より生まれやすくなった問いなんだろうなと思った。

とはいえ、自然と生まれる・増える問いかというとそれも違うんじゃないかと思っている。「自分たちが大切にしたい、意図的に増やしていきたい関わり方ってどんなものなんだろうね」「この基準を言語化して再現できるようにしていきたいね」という前提に立っているからこそなのでは。

人が増えるほど揺らぎも増えて言語化されていく

組織の拡大は「カルチャーが曖昧になるのは当たり前」と思っていたけど、カルチャーが大切だと思っている組織にとっては、人が増えることで揺らぎも増えて問いが立ちやすくなる。言語化のボーナスタイムなのかもしれないってことを再発見した。

なんか、めちゃくちゃ当たり前のことを書いたかもしれない。

次はその場で試行錯誤してみたい

次に行かせていただくときは、「何は言うのを待って、何は今フィードバックすることなのか」や「(ヒロック的)シェルパの振る舞いとそうでない振る舞いの違いはなんだろう」っていう問いを試しながら試行錯誤してみたい。

全然、その場では貢献できなかったので今更ながらの言語化でした。


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