「ダーチャ」ってなんだっちゃ

いきなりの親爺ギャグで失礼しました。ブログデビューの固さをほぐそうと少々無理をしてしまいました。寒気を覚えたことでしょう。お詫びします。風邪などお召しにならぬようお気を付けください。


昔、と言ってもつい数年前。日本の作家による冒険活劇小説を読んだのですが、作者も題名も粗筋も定かでないのです。覚えることより忘れる量のほうが多いんじゃないかと自覚する今日この頃ですのでご容赦ください。
これじゃあ何だか訳わからん。とお叱りを受けそうなので、肝心なところをざっと説明しますと、相手の工作員に捕らわれ監禁された恋人を救出するために郊外の敵のアジトを襲撃し、無事帰還するというお話です。敵のアジトこそ「ダーチャ」なんです。
以上は、いわば前振りです。


本題です。
ダーチャとはロシアの都市生活者が持つ、郊外の小屋付き農園のこと。何でもダーチャとはロシア語で「分け与える」という意味で、帝政時代の大帝が貴族や忠臣に土地を与えたことからこの言葉が使われ、ロシア革命時に大地主から没収した農地を時の政府が国民に分け与えたことで、今や8割の人が所有するとか(ソ連時代には個人所有ではなく貸出だった)。一般庶民には600㎡(200坪弱)もちろん元党員とか政府の役人にはもっと広いんじゃないかな。
この農地の片隅に寝るだけの小屋(小屋と呼ぶには勿体ないような立派なものも、財力次第でしょうか)を建て、土日の休みは農作業にいそしむのが習慣となっているそうです。金曜日の夕方は仕事を終えた勤め人が大挙して中心市街地から郊外のダーチャに向かうので、大渋滞を引き起こすほどだとか。このダーチャ、何がすごいたってジャガイモの全国生産量の90%はこのダーチャで産出されるというのです。ソ連崩壊のとき、すさまじいインフレと食糧難もこの備蓄があって乗り越えたのでしょうか。
そうです「危機的状況でも食いつなげる」のが、農的暮らしの目標なのです。それでタイトルに入れてみたのです。


このロシア風「週末農家」ならぬ、日本の田舎風「1日2時間農家」が現在の私の暮らしです。「農的暮らし」のあれこれをつづる
「田舎に暮し、野菜づくりと米作り、時々 株
リタイヤ親爺の農的暮らし」
よろしくお引き立てを。


ダーチャについては


https://www.nishinippon.co.jp/item/o/18272 ←ここ とか


https://jp.rbth.com/arts/2014/09/12/50139 ←ここ

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