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ブラックコホシュ (キンポウゲ科)


ブラックコホシュ     (キンポウゲ科)
 和名      アメリカショウマ


【効き目】
ホルモン分泌の調整、鎮静、更年期障害、生理痛、生理前症候群など



ブラックコホシュは、約150 cmくらいの高さに育つ、サラシナショウマ属キンポウゲ科の植物です。サラシナショウマ属は、耐寒性の多年草の15種が北半球の温帯地域にみられます。その中でもブラックコホシュの主な産地は北アメリカで、肥沃な広々とした林地にみられます。根茎は木質になり、大きな卵形の葉の縁はギザギザで、3つの小葉に分かれています。盛夏には、細く、香りのよい白い花が瓶洗いのブラシのような形に咲きます。ブラックコホシュの栽培には半日陰の湿り気があり、腐植土の豊富な土地が好まれます。また繁殖は秋で、種子が熟したら温室等屋内に種を蒔くのが良いとされています。ブラックコホシュの学名「cimicifuga」は「cimex:虫」と「fugere:逃げる」という意味に由来します。ブラックコホシュは強いにおいが虫避けになることからこの学名がつきました。またブラックコホシュという名は、根茎が黒っぽいことからついたといわれています。

詳しくはこちらに書いてあります。よかったら見てくださいね☺️

ブラックコホシュ     (キンポウゲ科)



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海外におけるブラックコホシュの利用に関する注意喚起について

ブラックコホシュ[英名:black cohosh, black snakeroot、学名:Cimicifuga racemosa(L.)、(キンポウゲ科の植物)]を含む製品は、欧州では更年期障害の症状緩和の目的などで医薬品として販売されており、我が国や米国では食品として販売されています。諸外国において、ブラックコホシュを摂取した場合の主要な健康被害として、肝障害が報告されており、欧州医薬品庁(EMEA)のハーブ医薬品に関する委員会(HMPC)では、入手可能なデータの評価により、これらの肝障害はブラックコホシュの利用と関連している可能性があるとみなし、肝障害の徴候があらわれた場合のブラックコホシュの使用の中止、医師への相談、医師から患者への使用確認、症例の報告を促す勧告を出しています。これを受け英国医薬品庁(MHRA)、フランス食品衛生安全庁(AFSAA)、フィンランド食品安全局でも、注意喚起を行っています。また、カナダ保健省(Health Canada)も同様の注意喚起を行っています。日本国内でブラックコホシュ又はこれを含む食品を摂取したことによる健康被害事例はこれまで報告されていませんが、ブラックコホシュの摂取については念のためご注意下さい。

本件に関する詳しい情報は、国立健康・栄養研究所のホームページ(下記)をご覧下さい。
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail281.html










※参考文献一覧
すすきちえこ、はじめてのハーブ手帖、メディアパル、
2020、p113
わかさの秘密
https://himitsu.wakasa.jp/contents/black-cohosh/


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