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中学受験・【地理/工業】

今週は【地理】です。よろしくお願いします!歴史をやるなら、地理も公民もとなりますし、私の良い社会の先生は「地理がおもしろい先生」であることです!

その中でも、今回は「工業」にフォーカスしていきたいと思います。さっそくですが、日本の工業の目的はなんでしょうか?

すべて「自動車」を作るためなのです!!
では自動車製造に必要な原料はなんでしょうか?

鉄とプラスチックなんです。言い換えれば、鉄鋼業と石油化学工業の2つです。では、例を挙げながら説明してみます。

【中京工業地帯】
鉄:東海市
プラ:四日市市
車:豊田市 =「企業城下町」

東海市と四日市市を探してみましょう。海に近いことがわかりますか?なぜでしょうか?

鉄を作るには「オーストリアから鉄鉱石」、プラスチックには「中東から石油」が船で運ばれてくるのです!港に近い都市で作っていきます。

いっぽうで、内陸は安くて広い土地がたーくさんあります。そこに豊田市があって、大量に「自動車」を作るわけです!

実は工業の原則はこれだけなんです!!!
自動車を作るための工業となっており、必要な原料は鉄とプラスチックだということです。

別の例を見てみます。マツダです!
広島カープのスタジアムも「マツダ」となっており、デザイン性が評価されている自動車メーカーです。

【瀬戸内工業地域】
鉄:福山市、倉敷市
プラ:倉敷市、岩国市、周南市
車:広島市(府中町) + 船:呉市、今治市

瀬戸内海の沿岸に広がっているのがわかると思います。右手の倉敷市や福山市で鉄を、左手の山口県の周南市や岩国市で石油化学工業でプラスチックづくりをしています。
そして、中央に広島市(府中町)や、呉市に今治市で完成させるという流れが見えたのではないでしょうか!!

こんなグラフを見ることが多いと思います。基本は「機械」が一番高いのです。なぜなら、鉄パイプやプラスチック製品と、自動車なら「自動車」が高くて当然ですよね?

ただ、例外が「京葉工業地域」だとわかると思います。なぜなら、自動車メーカーがないからです。成り立ちから説明します。

京浜工業地帯がもともとあったのですが、なんせ東京と横浜ですから土地が高く手狭なわけです。だから、反対側の千葉県で作ろうとして「京浜工業地域」が出来上がっています。

横浜には何があるかというと、カルロス・ゴーン元CEOが率いた「日産」があるのです。そこに供給するための「鉄とプラスチック」が千葉から送られているということなんです!

千葉には、新日鐵やJFEといった製鉄メーカーや、出光にコスモなどなどの石油系メーカーがズラッと工場を構えているのです!

どうだったでしょうか?実生活で聞いたことのある企業も多かったのではないでしょうか。

「工業の原則」と、メーカーと結びつけて覚える工夫で工業をクリアに理解してほしいと思います!

今週も読んで頂きありがとうございました😊
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