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「書くと読む。描くと観る。」を漢字から掘り下げてみる。

ふと思ったんですが。

「読」むって、言葉を売るって書くんですよね~。

ちなみに、書くは「聿(ふでつくり)」と「日」に分けられるそうです。
聿には「筆」以外に「みずから」という意味もあります。


読むは「言葉」を「売る」と書いて
書くは「みずから(聿)」の「日」と書く。

めっちゃ面白くないですか、これ。


「書く」ことは、日記でもなんでも「みずから(聿)」の「日」の一部を表現できれば成立してしまうけど。読むことは、「言葉」を「売る」つもりで書かないと読まれない。ライターとしていろんな文章に触れていて思うけれど。

読まれる文章って、おもてなしなんですよね。


目立つ看板が「タイトル」で。店先の立て看板が「画像(アイキャッチ)」や「冒頭の文章(リード文)」。前菜やメインを繋げるメニューに「本文」があって。デザートに後味のいい「しめくくり(まとめ)」をのせてみる。

文章全体が、お店で商品で、心地いい空間。だから、読まれる文章になるんだろーなって感覚、めちゃくちゃあります。


ちなみに、僕絵を描くのも好きだったりするんだけど。

描くって字は、「てへん(手)」に「苗」。
観るって字には、「心中に思い浮かべて本質をさとる」という意味があるそう。

練習すると、苗が育つようにに手癖がついて絵が描けるようになって。見る側は心に思い浮かべて、もっと深い部分で感じ取るように落とし込む。心や感性にダイレクトに訴えかけるような。「売る」って感じは、たしかに薄いかも。


めちゃくちゃ締まりがわるくなっちゃったけど。

それぞれの漢字が、本質をとらえているような気がして。面白いなーって思ったので、みんなにちょっと共有。

漢字って、面白い。

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