注意喚起:暗号通貨の詐欺の手口
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『暗号通貨は詐欺が多い』という話をよく聞きますが、それはあながち大げさでもありません。
実際、わたしはウォレットをつくってすぐにNFTアートのマーケットに誘う怪しいトークンを受け取り、自力で処理をしました。
その時の記事はこちらです ▼▼▼
そして、昨日、また1件、ヒヤッとすることがあったので、情報を共有しておきますね。
あんまり『怖いよ、怖いよ』という話を載せると、「チャレンジしてみる方が減ってしまうかな・・・」とも思うのですが、大事な話なので。
では、ことの顛末です。
目下、わたしの最大の悩みは『Metaplexというサービスを使ったCollectionの証明がつくれないこと』。
作品の登録は着実に進められているのですが、作品群全体も証明をする必要があり、どうにもその操作がうまくいかないのです。
MetaplexのウォレットであるPhantomのサポートには詳細を伝え、調べてもらっていますが、その返答がいつになるかわかりません。
そこで、MetaplexのDicord(掲示板)にも、思い切って質問を投げてみました。
実は、その掲示板は全部英語ですし、けっこう専門的なやりとりが飛び交うので、投稿するのに腰がひけてたんですね。
それでも、『なにごとも経験』と思ってチャレンジしてみたところ、ほどなくテクニカル・サポートからダイレクトメッセージがきました。
※ 以下、同じく英語のやりとりでしたが、日本語に直しています。
上記のアイコンで「何か、困っていますか?」と聞かれました。
で、どうしてもCollectionが作成できない旨を伝えたところ
「詳しく調べるので、IDを教えてください」との返信。
ちょっと嫌な感じはしましたが、どのみち作品を出展したらIDはパブリックにさらされますから、そこは「えいや」で送ってみました。
すると、しばらくして
「この件は、ウォレットを最新のものにする必要があるようです。
ここでウォレットをリフレッシュしてください」
と言って『Phantomwallet』というサイトに誘導されました。
この時点までは、わたしはTECHNICAL SUPPRを特に疑っていなかったのですが、誘導されたサイトで「おやっ?」と思いました。
「リフレッシュしろ」はいいけど、操作の説明くらいはあるだろう、と。
で、表示されているカテゴリーなどをクリックしてみたところ、のきなみ『404』ページが表示されます。
しかも、くだんのリフレッシュでは、いきなりシークレット・ワードの入力を求められました。
シークレット・ワードというのは、ウォレットを移行したりする際に必要な最も重要なパスで、通常はウォレットをダウンロードして、立ち上げ直す時に求められるものです。
サイトでいきなり入力を求められることはありません。
で、しばらくしたら
「リフレッシュしてみましたか?」と聞いてくるので
「いや。ちょっとおかしい感じのサイトなので、遠慮しようと思う」と返したら
「Phantomwalletのリフレッシュが、この問題を解く唯一の方法です」と来たので、速攻でブロックし、掲示板の投稿も削除しました。
わたしは、やりたいことが『Collectionをつくる』という前向きな作業だったので、ある程度落ち着いて対処できましたが、もし、作品が見当たらなくなったりして焦っている時だったら、危なかったかもしれません。
あらためて誘導されたサイトを見てみたら、つづりが『Phantom』ではなく『Phamton』ではないですか 😅
また、本家のPhantomには、URLに『wallet』はつきません。
要注意サイト>『http://phamtonwallet.com』
いやぁ、それにしても、困りごとを解決するための本家の掲示板から誘導されたのは、ちょっとショックでしたね。
しかも、困っている人をピンポイントでターゲットにするなんて・・・
ひどいなぁ〜 😅
教訓としては、『案内されたURLはよく見る』かな。
というわけで、『だから、暗号通貨は怖い』『やめておいた方がいい』と感じられる方がいても、当然だと思います。
一方で、『虎穴にいらずんば虎子を得ず』ではありますね。
わたしは暗号通貨の投資がやりたいわけではなく、あくまでNFTアートの出展が目的なので、注意しながらさらに進みますが、後に続いてくれる方のために、この記事を残しておきます。
早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け
みんなで行くには進め方が大切ですね 😊
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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世の中に、笑顔のあふれる人を増やしたい、と思っています。
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