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メタバースの私的原点

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わが家の玄関には、こんなものが置いてあります。


これは、15年ほど前につくった、わたしの最後の物理的なアート作品です。
長方形の箱で、4つの覗き穴があいています。

この作品が象徴しているように、ほとんどの『作品』は見る側と見られる側/つくる側とつくられる側に分断されます。
そこを、もっとインターラクティブにしたいと思い、その後、わたしはカードゲーム制作に打ち込みました。

『インターラクティブ』というと、Webやメディアアートに行きそうなところですが、そこで思い切りアナログなカードゲームに進んだところは、わたしらしかったと思います。
それが何故なのかは、こちらの記事の『Vol.7』に書きました ▼▼▼


ともかく、わが家の玄関に置いてある作品。
4つの穴を覗くと、こんな光景が見られます。


うっすら光っていますが、これは中に電球が入れてあるからで、点灯しているところを外から見ると、こんな感じです。


ただし、横の壁面が光っているのに、穴を覗くと向かいの壁が光っていますよね。
これは、2つ目ののぞき穴の先に、45度で鏡を置いてあるからです。
図にすると、こんな構造。

つまり、見えている絵は横向きに置かれており、その場所は倍の距離に感じられるのです。
視線だけが、中に入ってさまよいます。


そして、ふと気づいたのです。


「 あぁ〜っ。
この中に入るのがメタバースなんだな」

と。


道理で、アバターで動きまわることに抵抗がなかったわけです。
そして、電球を点灯させたことも『デジタル数字』というテーマにつながっていたのかもしれません。
メタバース『デジタル数字美術館』 ▼▼▼

実際のメタバース空間に、入っていただけます ▼▼▼


スティーブン・ジョブズの言う『コネクティング・ドッツ(過去の点がつながる)』体験でした。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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世の中に、笑顔のあふれる人を増やしたい、と思っています。


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