はじめに

『処方屋～心のゴミ出し手伝います～』に関心を持っていただき、ありがとうございます。
今、世の中は動乱の入り口に足を踏み入れています。
日本でも思いもよらない事態が起こり、世の中が目まぐるしく変化しています。
元首相の暗殺事件、東京オリンピックを巡る贈収賄事件、表に見えるだけでも、まさかと思うような出来事が起こりました。
東京オリンピックを巡る事件では、権力の鬼のような人物の「お金への執念」が明るみになり、それに関わった権力者もドミノ倒しのように逮捕されました。
これまでだったら悪事を見逃されていた権力者たちの逮捕劇に、驚きを隠せない人も多くいらっしゃと思います。
明らかに、時代の潮目が変わったと感じました。
今までは、奪う人、騙す人、搾取する人が優位な時代でした。
また、それらの悪事を隠せる時代でしたが、これらの事件は、悪事が隠せない時代に移行したことがはっきりわかった出来事でした。
これからもわかるように、現在は時代の変わり目に位置しています。
不穏な空気が漂っている中で、体調を崩す人、心がざわざわする人、不安を抱える人、閉塞感に苛まれるがたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
それもそのはず。
先ほど申し上げたように、悪事が明るみになる時代に象徴されるように、今までの常識が崩壊していく時期でもあります。
今まで「良い」とされていた事もこれからは「非常識」という価値観に変わり、「悪い」とされていたことが「通常」になるのです。
価値観が真逆になる移行中なので、頭にも心にも体にも混乱が生じ、不調をきたす人が多くなっているのです。
ここで問題なのが、この時代の移行期に新しい時代に進める人と進めない人に分かれてくることです。
移行期に新しい時代に進める人と進めない人の違いは何でしょう。
その違いを、この「処方屋～心のゴミ出し手伝います～」の中で書いていけたらと考えています。
ここまで、不安にさせるような事をいろいろ書いてしまいましたが、心配はいりません。
時代は、あなたに優しく手を差し伸べて、新しい時代に導こうとしています。
ただ、新しい時代に行けるかどうかは、あなた次第です。
心を柔軟に変化を受け入れられるか、今までの時代を手放せず拒絶してしまうか。
あなたはどちらでしょうか。
どちらを選ぶにしても、あなたの自由です。

さて、私は東日本大震災をきっかけに、今まで信じていた現象が急激に崩れていくのを感じました。
政治や経済、社会情勢…今まで信じて見てきたものは一体何だったのだろうと愕然とした時期がありました。
それから、世の中の動きの本質を学ぶために、たくさんの本や講座を受けてきたものの、なかなか本質までたどりつくことができずにいました。
そんな中、2017年の春に「これだ！」と思う落合莞爾先生の講座に巡り合いました。
これまでの私の常識を覆す内容で、大きな衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。
そして、2020年の年明けにも私の考え方を変える小山内洋子さんの講座に出会いました。
驚きの連続でしたが、とても安心安堵できる内容で夢中になりました。
このお二人の教えを受け、私の価値観は大きく変わり、脳内は、まるで逆子の胎児が正常の向きに戻った時のようにグルンという感覚を得ました。
まさに私の中で大転換でした。
世の中の本質を学んでいくことは、これからの時代のビジョンも含まれます。
ある人にとっては明るく楽しい未来。
また、ある人にとって考えたくもない未来かもしれません。
どんな未来が訪れるかは、その人しだい。
この「処方屋～心のゴミ出し手伝います～」では、これからの時代のルールを散りばめながら、心のゴミ出しを促進できるように書いていけたらと思っています。
どうぞ、これからもおつき合いいただければ嬉しいです。

＊この物語は、落合莞爾先生の洞察帝王学と、小山内洋子さんの天縄文理論を学んだエッセンスを散りばめてあります。
私独自の考察を物語にしている為、お二人の見解と私の独自の考察が必ずしも一致するものではないことを、あらかじめご了承いただけたらと思います。

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