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Webライターは実体験と知識を少しのテクで収入に変える仕事

まさかの連投です。当方は目下家族が全員体調不良で、当方だけ平日外にいるせいか元気です。最近健康に気遣うようになったせいか体の抵抗力が向上したせいか、自分だけ生存する事例が増えてます。

コロナは自分だけ無症状だし、インフルもまともに食らったのは半日以下。先日インフルにかかった時は、予約した病院行くときには80%くらい回復していて診察と薬待ちながら記事を仕上げるなんだかよくわからない状態に。

そんな伊藤は、何だかんだとWebライターでかれこれ通算5年くらい仕事をしています。常に動き続けている甲斐もあり、仕事がとぎれるということはほとんどなく、むしろバーストと戦う日々が続いています。(これもこれで問題だが)

たぶん世間一般的にはライターとして順調な方だと自覚しています。これも本当にクライアントさまのおかげです。当方なんぞにたくさんの案件を預けてくださり、本当にありがとうございます。

今日は僭越ながら、伊藤がどんな感じでそこそこの案件を獲得して、収益化に成功しているのかを書いてみることにしました。

モノを書く能力はあった方がいいが、何だかんだついてくる

巷でライターで成功するというと、SEOが~とか、文章構成が~、文章をきれいに書く~とかいろいろ飛び交ってます。これ書いて案件が減ったら怖いんですが、伊藤は「ライターになるための講座」とか「ライターのノウハウ本」とか「無料マテリアル?」みたいのは読んだことがありません。

一応金融系の仕事でそれなりに文章を書く機会はあったので、社会人として「そこそこ」の能力はあるとは思いますが「モノ書き」の能力単体なら、そこまで自信はありません。

伊藤の持論としてですが、構成作成や文章の能力はあるに越したことはないですが、これらを学ぶために勉強してから案件を取りに行く、というのは必ずしも正解ではない気がします。次に紹介しますが、がむしゃらに動けば仕事はついてきます。そして、書いていれば徐々にこの辺の能力はある程度までつくと考えています。(「ます」が続いていますが、ここは当方の趣味で書いているので気にしません笑)

おそらく、どこに自分の「強み」を置くかだと思っていて「洗練されたきれいな文章を書ける」ことを強みに置くなら文章作成能力を磨いた方がよいでしょう。当方はそこは「売り」ではありません。ならば「書きまくればついてくる」スタイルで行ける。というかここまで来れました。

伊藤のスタイルとして「収入を得るためなのに、なぜか出費がかさむ」のはあまり好きではなくて、これまでもよほどアウトプットが明確でない限り避けてきました。ライターに関しては、本当はお金を払って学ばなくてもマネタイズできる余地が多分にある仕事だと思っています。

止まらない、動きつづけることが大事

どのジャンルにしてもライターとして成功する最も根源的なポイントは、動き続けることだと思います。特に、案件を取りに行き続けることです。実はもっとも単純な作業が大事です。

クラウドワークスやWantedly、その他つぶつぶのライターメディアがあると思います。とにかく動いて案件を取りに行きます。XなどSNS経由で案件が取れる場合もあります。

伊藤の感覚として「これ全部当たっちゃったらマジで回らなくならない・・・?」くらいの件数を常にトライするのがちょうどいいです。だいたい、半分以上は落選するのでそれでやっとちょうどいい件数の仕事にたどり着けます。

そしてもっと大事なのは「外しても気にしないこと」です。これが案外難しいみたいで、以前ライター講師をやっていたときに、応募が当たらなくて心を折った(そして比ゆ的に言えば筆も折った)生徒さんを多数見ました。

案外難しいみたいですが、伊藤はその辺のメンタルをもとから持っていないのが幸いしたみたいです。そもそも落選案件・返答が来ない案件は見ないので、落選を気にする余地がありません。幸いにも返答をいただければ、ぜひぜひと仕事をさせていただく形です。

ビジネスをするうえでも営業して新規開拓はとても重要です。ライターは対面での営業活動があまり必要ではないですが、結局は多くの先に顔を出す物量が土台となります。

本当に幸いに、今の伊藤は継続案件に対応するだけでいっぱいいっぱいなので新規開拓はしていませんが、手が空けばまたすぐやります。

専門性で強みを作る

感覚的に文字単価2円を超える領域は、何らかの専門性が勝負になります。伊藤の場合は金融と不動産投資が僭越ながらこれにあたります。ちなみに専門性は後で作ることもできます。

伊藤はいまでこそ投資の記事を(ノンネームも含めて)いっぱい書いてますが、投資信託をものすごく買うようになったのはここ5年くらい。

実は当初の伊藤は(そのころの記事は名前が一切出ていませんが)金融より転職を主戦場としていました。投資銀行やら証券会社の転職経験を活かして、その辺の転職に関するノウハウとかを書いていました。

もともと大学で「金融」については学んではいましたが、サラリーマン時代の最後の会社は資産運用のルールが緩かったので投信を買いまくっていて、そのとき培った知見がいまの伊藤の専門性の土台となっています。

不動産投資に至っては、REITの売買は以前からやっていたものの、アパートを購入したのはここ3年程度です。すでに不動産投資で得た賃料収入より、不動産投資を記事にして収益化した金額の方がはるかに多くなっています。

資産運用についてはいつの間にかついてきた専門性ですが、不動産投資についてはライティング活動に活かすことも見合いで始めました。もちろん賃料収入がちゃんと得られるように、物件選びは工夫しましたが。

ライバルが多そうな区分マンションを避けて、あえての首都圏以外のアパート一棟を選択したあたりは、ライティング活動を全く意識しなかったかといえばウソです。

というわけで、専門性は作れます。理由はどうあれ、特定の領域を学び、経験すればそこが自分の専門性になります。専門性があれば案件がついてきます。案件がついてくれば、最初に紹介したモノを書く能力は一定程度までついてくると考えています。

自分の経験・考察を記事にできる案件の方が強い

伊藤のライティング案件では、大きく分けて次のパーツがあります。

  1. 事実や情報ソースをもとに書く

  2. 伊藤の経験や見解を書く

ライターとしては「2」を増やすのが理想です。「2」のネタはライター本人しか持ち合わせていないので、付加価値が高くなります。こういう案件を特に大事にしたいところ。

そして、ライター実務上もうひとつ重要なのは「エビデンスの要求度合いが下がる」ことです。「1」の記事は金融の場合、見出しはおろか行単位でエビデンスを求められるケースも少なくありません。文章ごとにただエビデンスを張り付ける作業に多大な工数をとられます。

仕方のないことである一方、ライターは本数がかさむと労働生産性との勝負になるため、その点ではエビデンス貼り付け作業はポジティブなものではありません。

その点「2」については、そもそも当方の考えや体験を書くので、エビデンスは世の中に存在しません。考察の場合は、サポートとなるデータなどを求められる場合はあるものの、「1」と比べると探索回数は圧倒的に減ります。クライアントさまもそれを理解のうえで発注してきます。

文章を「書く」作業自体に多少時間をかけても、エビデンス探し・貼り付け作業がない分「2」の方が圧倒的に早く仕上がります。

そして、他のライターとの差別化要因としての効果もてきめんなため、むしろ単価は高くなります。伊藤はまだまだ「2」の仕事ばかりではありませんが、基本的に「2」タイプの仕事を増やしてもらえるように日々動いています。

労働生産性との限りなき戦い

ライターが難しいのは、クリエイティブっぽい仕事だけど、イラストや音楽のような芸術作品よりは「型」がはっきりしていて、一コンテンツあたりの収益が固定されている点です。

その意味では「事務作業」的な部分もあり、生産性を高めててきぱき進めるのが収入を上げるコツでもあります。この辺のバランス感覚が難しいと思います。雑に仕上げてはいけないけど、時間かけすぎると儲からない。

伊藤は当然ながら、生活の糧を得るためにライターをやっていますので、クライアントファーストといっても一つの「作品」に多大なる時間をかけるわけにはいきません。でもどうせならちゃんとした記事を書きたい。納得のいくアウトプットを提供したいという気持ちも当然あります。

当方がいまお世話になっている方には皆無ですが、過去にはたまに無理な要求を言ってくるお客さまもいました。しかし、1日が24時間で、1ヵ月がおよそ30日である以上、どこかで線を引かなければなりません。

伊藤の場合は、1ヵ月の作業量に対して初めて案件数が「いっぱい」になったのは、ライターを初めて半年くらいでした。そのころは文字単価1円くらいの案件でやっていて、以降4年半は、文字単価と生産性を高める工夫を続けています。

これは仕事を雑に仕上げるという話ではなく、スムーズに高品質で高単価な仕事をそろえるための工夫をしていく、ということです。

ライターの利益率は最強

いまとなっては伊藤は個人事業主です。一応ライターとして「起業」した人となります。収入だけ見れば「一応」もいらないくらい、一定の収入は得ています。「一応」消しますか。消しときました。

ライターを事業としてみたとき、利益率は神がかっています。特に伊藤は取材記事があまり多くないので、経費ってホントにすくないです。

パソコンとか通信料とか、仕事の効率性を高めるための移動とかを経費にして、怒られない程度に正当に経費計上を積み上げていっても、利益率80%を余裕で超えます。企業だったら神がかった健全経営です。

ライター起業のもっともおすすめポイントはここだと思います。まず、赤字になりません。初期投資もほとんどいりません。自宅に引きこもっていてもしっかり稼げます。起業したいけど初期投資が怖い、銀行融資とか無理だしどうしよう、っていう人にはライターおすすめです。

というわけでSEOを一ミリも考えない文章を書いてみました。また機会があれば何か書きます。

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