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【「まち」と関わりのあるSDGs 第一回】


こんにちは、こんばんは。

SDGs未来都市の岩手町で協力隊に着任してから一年が経ちました。
活動をする中でSDGsワークショップに関する資格をとったり、イベントを開いたり、SDGsというワードに関わることが増えました。
メディアでも岩手町のSDGs活動が取り上げられることが増えています。
ただまち全体でSDGsが浸透しているか、と問われたら、まだまだだというのが実感です。
そこで岩手町でSDGsにかかわる一員として、「まち」と関わりあるSDGsについてこれから定期的に発信していきたいと思います。
まず第一回目は「SDGsってどうして作られたの?」についてお届けします。

★★■SDGsってどうして作られたの?■★★
SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。
日本語では「持続可能な開発目標」と訳され、2015年の9月に国連サミットで全加盟193ヵ国が、全会一致で採択されました。
ではどうしてそのような目標が作られたのでしょうか。
それはぼくら人と地球の環境が「持続的ではない」、つまり「これから先の未来は続けていくことができない関係性」となっているからに他なりません。

私たち人類は自分たちの住みやすい世界のために地球環境という資源を思いのままに使ってきました。
文明が発達して快適な生活を送ることができる代わりに、たくさんの石油や電気、木材や海山の資源をたくさん消費しています。
世界の人口はこれからもまだまだ増え、その人々が生活をしていくためにはさらなる地球資源が必要になります。

ところが、現代の人類は毎年地球1.7個分の暮らしをしている、つまり毎年地球環境に0.7個分の負荷をかけて生活をしていると言われています。
その結果、各地で山火事や大型台風などの異常気象や、十分な耕地がなく食糧不足にさらされている地域があったりします。
これから先、世界の人口が増えていったらどうなってしまってしまうのか……。
これから先の未来を生きる子どもたちが大人になったとき、さらにその次の世代が生きる世界はどうなっているのか……。
これから先、私たち人類がこれまで通り生きていくことができるのか。
かといって、今の便利な生活を捨てて、大昔のように文明に頼らない生活をすることは相当に難しいでしょう。
地球環境が限られているからと言って、そこに間に合う人口だけ残す、ということはできません。
地球という限られた世界に住む私たち人類が、この先も変わらず地球で暮らし続けるにはどうすればいいのか?

この大きな大きな課題に対処してくために作られたのがSDGsです。
これからも地球に人類が住み続けるために17の目標が定められました。
この大きな目標を達成するためには、自然との付き合い方だけではなく、人が作るシステムや社会のあり方、考え方を大きく変える必要があります。
SDGs、というとそれぞれの目標だけが捉えられがちですが、実は達成のための考え方や方法がとても大事になっています。
そしてその考えや方法は世界だけではなく、様々な問題を抱えているこの国や地域を作っていくことに役立つものです。
SDGsのそれぞれの目標はもちろん、SDGsにおいて大事な考え方や、それが「まち」にどう関わるのか。
これからそういったことを発信していきたいと思っています。

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