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地方から眺めた社会

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愛媛県南予地方に暮らしながら、社会の在り方を眺めて思ったこと。 400字程度の短い記事を月に1-2本投稿しています。 最近は不定期更新。
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#戦争

宇和島の80代

今年の5月は賑やかに始まりました。 御年83歳の御姐様から、過去に出演されたテレビ番組のディレクターほか何人かと宴会をするから宇和島にいらっしゃい、とのお呼び出し。 その御姐様とも熱燗を酌み交わしたほか、二次会は御年85歳のママさんが営まれるスナックに連れて行ってくださり、歌って踊る御姐様やその“親衛隊”と化した方々と一緒に大騒ぎでカラオケを楽しみました。 ちなみにこのスナックのママさんは、27歳でお店を持たれて以来、場所を変えながらもずっとスナックを営んでこられたそうです。

戦争体験を受け継いでいくこと

2023年5月10日。 宇和島市に出向いて、宇和島空襲を記録する会 主催の慰霊の集いに参加しました。 78年前の5月10日、四国の片隅のこの町も空襲の標的となり、数多くの命が失われています。 3年前にお誘いいただいて初めて参列して以来、4回目の参列でした。 会員の皆さんと一緒に和霊公園の慰霊碑をお掃除した後、空襲当時を体験された方々のお話を伺ったり、和霊神社参道の太鼓橋に残る焼夷弾の落下痕を見学したり。 前回参列してからの1年の間に、当時を体験された会員さんがまたお一人亡く