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#07 社畜美容師が在宅ワーカーになるまでの道のり

 季節の変わり目にまんまと引いてしまった風邪が長引き、咳を繰り返した結果、上半身が筋肉痛。30超えてから体が弱くなったし筋力も衰えたし髪や肌のツヤもなくなった。負けてたまるか。どうもサナコです。

 私はもともと、美容師だった。カリスマではないほうの。カリスマだったらいまごろ、ばりばりスタイリストをして美容系のSNSインフルエンサーになったりして、それもまたよかったかもしれないが、そうはなれなかった。そんなキラキラした人種ではなかったのだ。

 今はデスクワークを日々こなす「社畜美容師が在宅ワーカーになるまでの道のり」の途中である。社畜感はなくなったが正社員でもなくなった。お給料が半分に、やりがいも、やる気も半分以下になった。人間関係はすこぶる良いのが救いだ。そして、次は在宅ワーカーになるには、というところでどん詰まりである。今の職場では、パート社員の在宅ワークが認められていない。シンプルにむかつく。謎の縛り。

 というわけで、在宅でできる仕事をと思って、求人を探し面接に挑む。3社に応募、面接し、全敗である。「えっ?」である。噓でしょ。そんなに厳しいの?求人表に書いてある条件は満たしてるし無理言ってる感じある?面接1時間弱しておいて?そりゃないぜ時間返してよ~。である。

 この連敗が続き、冒頭にも書いた通り風邪にもやられ、ここ1か月は絶不調である。企業側と私の相性とか、タイミングが悪いだけだと頭ではわかっていても、不採用が続くとシンプルに落ち込む。人間を否定されたような気になるものだ。

 なんとかポジティブに切り替えたい。今じたばたしても私のスペックが急にあがることもないし、条件を妥協してまで転職するほど焦る必要もない。娘が習い事を始めるとか、放課後に友達と遊ぶようになるまでになんとかなれば、なんて言っていると35歳を超えてしまったりして、ますます不利になるのか。世知辛いがすぎる。
 

 いつ辞めるって言おうかな、今週は上司出張だし、とか、繁忙期前には辞めてしまいたいな~なんて考えていたのも無駄だった。ふわふわ仕事していた自分をぶん殴りたい。あきらめて今シーズンは今の仕事だ。冬の賞与、年末調整、年度末年度初め、考えただけで憂鬱だ。


 今日は元気をだすために、近所の有名なチーズケーキを買いに行くとする。


 

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