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中小企業診断士試験vol.3

今回は試験的に取り組んでみる。

メディアには3種類あると言われている。ペイドメディア(paid media)、アーンドメディア(earned media)、オウンドメディア(owned media)。それぞれ代表的なものは、テレビの広告、口コミサイト、自社ホームページである。noteはオウンドメディアの1つ。広告掲載ができないが、記事や情報を有料に設定できる。今回試しに一部有料にしてみる。何事も始めなないと始まらない。どんな反応があるのか、あるいはないのか。楽しみだ。

ようやくわかり始めてはきたが、合格ラインはまだまだ遠い。8/21~22の試験まで残りおよそ80日。試験までどう過ごすか、時間の使い方や試験との向き合い方を見つめなおした。目標勉強時間の1,000時間はいきそうにない。時間には限りはある。何をやって何を捨てるか。
過去問や問題集には問題を難易度別または頻度別などでランク表示しているものがある。例えば基本的なもので出題傾向は高く、必ず正解したい問題はA、できれば正解して合格ラインに近づけてほしい問題はB。難易度が高くてできなくてもいい問題、あるいは正解する人がほとんどいなさそうな問題はC。合格ラインは60点。つまり4割はできなくていい。25題される科目だと10問は間違っていい。そこで難易度Cは捨てた。つまり勉強しない。(捨て問という)そしてAは確実に理解する。同じBでもわかりそうな問題、出題される可能性が高そうだと思われる問題は引き続き繰り返してできるようにする。まったくできなさそう、解くまで時間がかかりそうな問題は捨てる。例えば統計学や財務会計の一部や法務などだ。そして捨て問以外ひたすら問題を解き、わからないところは繰り返し講義を聞き問題を解くことに決めた。

次第に7科目のうち問題を解く時間が多い科目と講義を見る時間が多い科目とに傾向が分かれてきた。前者は経営戦略や経営管理など、後者は経済学や財務会計である。前者は暗記したものをもとに問題文の正誤を判定する。後者では例えば経済学はグラフを理解したうえで答える、財務会計は経営分析の指標を計算して分析して解答する。いくつかステップを踏むので考え方を正しく理解していないと正解にたどり着くことはなかなか難しい。今まであまり触れたことのない分野でもあり難儀しながら繰り返し練習した。試験が近づいていた。


8月に入った。少しずつ正解率も上がってきている。調子が良ければ合格ラインの60点に到達する科目もでてきた。運が良ければ受かるかもという期待感もでてきた。感覚としては、無いよりのあり(笑)少し弱気なフィフティフィフティといったところだ。ただし、経済学と財務会計は合格ラインに届きそうにない。最低40点はクリアして、他の5科目で足りない分をカバーできれば。そんな感触だった。
試験前1週間は来る試験に向け心身とも準備した。仕事の量を減らしひたすら問題に向かった。時間にして1日8~10時間ほど。それ以上になると頭がぼーっとして全然だめだ。入ってこない。そんな時は早めに床につくことにした。気力はあるのに体力が続かない。「大人の階段」を順調に上っているのを実感した。(笑)
若い時は体力があるのに気力が続かないことが多々あった。人間はちょうどよくいかないものだ。準備は万全なはずだった。ここまで勉強時間およそ380時間。

さて、いよいよ試験を翌日に控えた前夜、「事件」は起こった。試験会場は仙台のため仙台市内のホテルに前泊した。ビジネスホテルというより、観光客向けの少し高級感のあるホテルだったように思う。コロナの影響のせいなのかホテルは全体的に低価だった。試験会場にも近い、初めて泊まるホテルを予約した。早めに休もうと21時過ぎにはベッドに入った。ところがなぜか全く眠れない。あろうことか枕とベッドが私には「良いものすぎた」のだ。柔らかすぎて落ち着かない。全く眠れない。今まで数えきれないほどホテルや旅館に泊まってきたが、眠れないことはまずなかった。8か月勉強してきて前日にこれか、思わず苦笑いした。バタバタしても仕方がない。結局そのまま朝まで時が過ぎた。寝たような寝ないような、そんな気分の朝を迎えた。
試験当日。ぼんやりした頭。自分ができることは全部やったハズだ。あとは運、そう自分に言い聞かせて会場に向かった。
久々に味わうなんともいえない緊張感。周囲の人はみんな自分より頭が良さそうに見える。ギリギリまでテキストを見直す。試験開始から20分ほど前になり係員の人が入室してきた。注意事項の説明。少し時間をあけて答案用紙、試験問題が配られる。受験番号と生年月日を記入してマークシートを塗りつぶす。
予定通り試験は始まった。1科目目の経済学はやばい、難しい。足切りラインは超えろ。2科目目の財務会計、もっとやばい。3科目の経営戦略と4科目目の運営管理はぎりぎりか。合格は厳しいな、そんな手ごたえだった。その日の夜。頭が冴えて冴えてまた眠れない。おかしいな、寝不足で疲れじゅーのにな。前夜同様、2日続けて寝たような寝てないようなそんな時を過ごした。

さて、試験二日目の朝。試験科目は3科目。足りない分を取り戻そう。前日の出来を引きずることなく試験に向かったと思う。4科目目情報システムはぎりぎりいったか。法務、中小企業政策はアカンな。全力は尽くした。
たぶん不合格だ。8か月間やった、よくここまできたという気持ちはあった。ただ充実感、達成感ともいまいちだった。もう少し勉強も試験も出来たのでは。そんなことを漠然と思いながらモヤモヤした気持ちで結果発表までの1か月間を過ごした。

そして結果発表。不合格。学科合格は2科目。企業経営理論と運営管理。予想はしていたので特に驚きもなかった。完全に実力不足だ。逆によく2科目も合格したよ、そんな気持ちだった。

この時1つだけは決めていたことがある。
次受ける時の宿泊先はいつものビジネスホテルにしよ。(笑)

*令和3年度試験結果(自己採点)
ゼロからはじめておよそ400時間での成果。自己採点結果はいかに。
自己採点以外は(一社)中小企業協会のHPを参照。(続く)

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