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13歳からのアート思考#6

絵画そのものを観てみる

まずは5秒ずつ窓と床を交互に見てください。

なにが見えたでしょうか?

床はそのまま床ですが、窓を見た時にあなたは『窓そのもの』を見ましたか?それとも窓ガラスの先に観える景色をみましたか?

答えは後者ではないでしょうか。

著者は絵画とは「窓」に似ているといいます。

絵画も窓と同じで、壁にかけられた物質としての「絵そのもの」をに目を向ける人はあまりいません。

私たちは「イメージ力」を働かせて『絵そのもの』や『窓そのもの』をみていない人が多いのではないでしょうか?私もまさにその一人でした。

窓のガラスには特に注目せず、「今日は晴れてるな」「車が通っている」「鳥が鳴いている」など『窓そのもの』とは全然違うところに意識をもっていっていました。

アートは作者の技によって『透明化』されるが、私たちの目によって『イメージ』を加えて映し出されている。結果アートの姿そのものから遠くなっている可能性があります。

アートとはなにか?

結論アートとは、新たな価値観や気づき、発見を生み出すことではないでしょうか?

人と同じものを作り、本物と似ているものが良いとされる学校の美術ではなく、『その人らしい』『自分なりの視点』が加わった作品がアート作品だと感じました。

日本は多数決でものごとを決めることが多いです。もちろん政治の世界から始まって学校の授業や会社での仕事の仕方や家庭内でのルールもです。
しかし、その多数決が人の『価値観』や『個性』を潰してしまっている可能性があるのではないでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

実は嫌いな教科ランキング1位である美術には理由があり、個性的なものは嫌われがちで、そっくりなものを表現できる人が良いとされる世界でした。

しかし、アートの見方を学び直すことで美術に対するイメージが変わったことだと思います。実際に私は変わり、かなりの固定概念に囚われていたことがわかりました。

よかったら以前の記事も合わせて読んでみてください。





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