ストーリーの役割に応じたキャラクター作成の方法を知る。

本日はこちらの本を読みました。

本書はキャラクター作成に対して苦手意識を持っていた筆者が独自で調べたキャラクター作成についてのまとめたTips集を第三者が見てもわかりやすいように加筆修正し、編集したものになります。

本の内容そのものは完全な初心者向けではなく、ストーリーはある程度自分で作れるけど、登場人物が似たような性格ばっかになるなぁというような初心者~中級者によくありがちな問題を解決するための指針を示すための本です。

本書の内容をざっくりと一言でまとめると、「キャラクター作成で重要なことは必要な要素をどう組み合わせるかということ。最初に大まかな性格さえ決めれば、あとは読者が共感できるような強み・弱みを付加して、あらゆる物語に共通する登場人物のストーリー上の役割にあてはめると魅力的なキャラクターが作れます!」というものです。

本書自体のページ数が少ないことや上記のまとめでいうところの「大まかな性格」をどう決めればいいか、「読者が共感できるような強み・弱み」をどう設定するのかに関してあまり多く言及されてないので、完全な初心者はそのあたりで実践対応時に筆を止めることになりそうかなとは思いました。

とはいえ、短いページ数で重要な項目は抑えられており、簡潔にまとまっているため、リライト時に振り返りを行うための資料としては有用かもしれません。

気になる方がいればぜひ読んでみてください。

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